グリーンハンド通信

教育安全推進本部 本部長 上杉 超治

GH通信5月

「日常の当たり前について、学びを考え意識してみよう」


 どうも辺りが暗い。

新聞やニュースを観ても明るい話題を探すのに苦労をする。スポーツ蘭、コラム欄、運勢ぐらいだろうか。

暗い、否定的、ネガティブな情報に触れ、怒りを覚え、このような事が毎日繰り返されれば心は疲弊してゆく。ネガティブ感情は無意識でも伝染する。
「何でもない様なことが幸せだったと思う」昔流行った歌の歌詞だが、中々、そう思うには修行がいる。
先日、とあることがきっかけで知り合った方がいる。

話を聞くと、急性白血病を患い社会復帰を遂げたという。

「一度はあきらめた命であったが救われた。後悔しないように楽しんで生きる」その言葉に、胸が詰まり言葉が出てこなかった。

何でもない様な話で笑い、感動、涙する姿は、本当にキラキラと美しく眩しかった。

一期一会とは思いたくない。

元氣でいて欲しいという祈りを込めて、また会う約束をして別れた。
その後、「命は有限」という当たり前の事を無意識でいる恥ずかしい自分に氣づく。

日常の中の「当たり前」を当たり前とし、目覚め、氣づくことも無ければ、当たり前のことも見失い、怠惰な自分となり心は潤いを無くし萎んでゆく。

改めて、日常の当たり前について、学び考え意識してみよう。


HOME 前に戻る