グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子  

GH通信 2004年9月 さわやかニュース

 私が”みどりのおばさん”や上級生、親の引率なしで、初めて一人で国道を横断したのは小学校2年生の時です。それまでは道路の向こう側は別世界。

緊張感と憧れのようなものがありました。

 100円玉を握り締め文具屋さんに向かう時、(途中で転んだらどうしょう‥)

ドキドキしながら何度も左右を確認し、手を挙げて走って渡った横断歩道。渡りきった時の安堵感は今も忘れません。今から30年前の出来事です。

 今の子供たちは、日頃から自動車に接する機会が多く、慣れてしまい怖さが薄れているように感じます。自転車の車輪を道路にはみ出したまま話に夢中になっていたり、車がそばにいてもお構いなしで車道に出てきたり‥‥。ヒヤリとすることがあります。相手の存在が目に入らず、自分のことしか考えない大人の行動を反映しているのだと思います。

 交通安全教育は、言葉よりも日常の行動が大切だと言われています。

まずは、私たち大人が車を運転する時も歩行者の立場でも、交通ルールを守り、他者への配慮を忘れずに行動していきましょう。

 

 


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