グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2005年9月 「だいじょうぶ」という魔法の言葉

  「だいじょうぶ」不安なときに頼りにしている人から言われると安心する言葉。

また、自分や仲間と共に準備してきたことを信じ、最後に勇氣を出して踏み出すとき、ポンと背中を押してくれる魔法の言葉。

ところが、時としてこの言葉が落とし穴になることがある。

  最近、年頃の姪に会う度に、今は治安が悪いので夜の一人歩きは危険だと注意している。しかし、当の本人はケロリとしたもので、「だいじょうぶ」と笑っている。

そう言う私も入社当時、上司から「氣をつけろ」と言われ、同じ事を言っていた。

その頃は世の中の怖さも、人間の恐ろしさも知らず、何となく自分は大丈夫だと思っていた。

幼い子供が大きくなったらお姫様になると信じているのと変わらない。

  今、目の前で起きていることや自分のことしか考えていないときは、自分にとって都合の良いことしか受け入れず、周囲で起きていることは全て他人事。

自分の身に降りかかってきたときに、「こんなはずではなかった」と大騒ぎしてしまう。

  


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