グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2006年3月

 プロ野球選手には年に一度の契約更新があり、その年の実績と成果が、はっきりと形になって現れる。

個々の笑顔や険しい表情に、常に結果を求められるプロの厳しさを感じる。その姿を目の当たりにしていても、ケタ違いの数字に惑わされ、別世界のことの様にとらえてしまうのが、人間の悲しさ。

  私が管理職についたのは6年前。

毎年この時期になると、公の人事考課とは別に、自分だけの契約更新を行なっている。

この1年でものの見方、考え方はどう変わったのか。業務の質と量は変化したか。

自分の責任だと思える範疇、人間関係の幅や深さは広がったのか。

そうするうちに次の目標が明確になってくる。

 自分に与えられた役割と責任を果たすということは、全部自分で抱え込むことではなく、より高い次元でものを見、考えることが出来る自分をつくること。

そして、「これは自分の責任だ」と思い、真剣に取り組める人を育てること。

  基本的に私たちの毎日は、同じ事の繰り返し。

そこに変化を見いだし、面白くしてゆくのは自分。「いつもこうだから」という枠に縛られず、考え方の角度を変え、工夫し、新鮮な心で楽しもう。

  


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