グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2006年6月

 体重を量るには体重計、ウエストサイズを測るにはメジャーが要る。

そして、自分自身のものの見方、考え方をはかるためにあるのが、「ものの見方、考え方の四原則」。

  「短期―長期」「一面―多面、全面」「枝葉末節―本質、根本」「単独―相関、循環」。

自分自身が学ばない時は、大半が前者でものを見、判断している。

  楽して儲かることはないかと追い求め、「今、損か得か」で、もの事を判断し、短絡的な行動をとる。自分の分かること、考えることがすべて。そして、何か不都合なことがあると、すぐに「どうして私ばっかり」と、被害者意識に陥る。

  恐ろしいのは、こちらのものさしだけでは、実際に今、目の前にある、形あるものしか信じられないこと。

目に見えるものは移ろいやすい。

また、誰かによって何らかの意図で作られたものも多い。

  自分にとって都合のいいもの、心地よいことにだけに惑わされず、その背景(直接表面に出ない事情や出来事)と本質(一番根本的な要因)を知るために、広くもの事を学び、考え、実践し続けよう。


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