グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2006年9月 子供の頃の素朴な疑問

 子供の頃の素朴な疑問。

なぜ、ぜんざいをつくる時、砂糖だけでなく塩を入れるのか?「味にしまりを出すため」と母に言われてもピンと来なくて、味見をしたらなんとなく分かったような氣がした。

しかし、今も「ちょうどいい加減」は難しい。

  子育て、人の育成に特効薬はない。育児書などを読むと、「叱ってはだめ」「甘やかしてはいけない」と色々な事が書いてあり、訳が分からなくなってくる。

要は状況判断なのだが、その塩梅が難しい。

  自分の都合だけでもの事を見ると、見誤る。現象に振り回されず、一呼吸おき、「なぜ、こんなことをするのかなぁ」「自分はこの頃、どうだったかなぁ」と考えてみると、相手の心の中にある悲しさや苦しさ、優しさなど、色々なことが見えてくる。

  その上でおかしいと思ったら叱り、すごいと思ったら褒める。

後で理由を聞かれた時に、説明できるだけの自分の考えと心の余裕があれば、相手と向き合うことができる。

 その「いい加減」が分かるようになるために、自分を見つめ鍛えよう。 

 


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