グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2007年9月 お互いをもっと知り、分かり合い、前に進もう。

 これまで挨拶を交わす程度だった人との心の距離が、グッと縮まる瞬間がある。

金山支店の宮崎利夫さんは二年前、お嬢さんが入学した高校の卒業生だと知り私に話しかけてきて下さった。目を細め嬉しそうに話す表情は、これまで知らないお父さんの顔だった。

私も懐かしくて話が弾んだ。

 日頃、業務上の接点だけで知っているのは、その人のほんの一部分。

仕事をするために来ているのだから、それ以上関係ないと言う人もいる。

しかし、それだけでは分からないことばかり。

 車の運転はその人の日常の考え方、行動の延長線上にある。元にある考え方にズレがあれば行動がずれ、外部のマイナス要因と重なった時、事故につながってしまうと教えていただいている。

これは人間関係や業務のやり方も同じ。自分の根っ子に「人は誰も信用できない」「私は正しい、ちゃんとやっている」「自分が損をしたり嫌な思いをするのは嫌だ」という考え方があれば、ことばで何を言おうがそれが態度に出る。

そして、自分が出した通りの反応が相手からも返ってくる。

 その人の一部分だけ見て嫌いだとシャッターを閉め、相手からの反応だけを氣にするのではなく、お互いのことをもっと知り合おう。知らなければ分からない。

分からなければ前へ進めない。

進まなければ私たちの明日は生まれない

 

 

 

 


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