グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2008年9月

毎日を楽しくし、自分を大切にする道

 

 私は、本社のすぐ南側にある会社で警備の仕事をしてみえる方から、毎日、感動をいただいている。

いつも会社の周りや歩道を掃除し、花壇に水をやってみえる。その姿がとても自然で生き活きとしている。通勤で通りがかる人たちと交わす挨拶と会話に、思わずこちらも笑顔になる。

 落ち葉が舞う季節になると、一日に何度も箒でかき集め、時にはその会社で納品待ちをしている若者まで仲間にしてしまう。

そんな姿に感動し、話しかけてみると、とても氣さくな返事が返ってきた。

まだ名前は知らないが、挨拶を交わすたびに笑顔になる。

 挨拶も掃除も仕事も、形式でやらされてやっていると、だんだん心がしぼんでゆく。

同じ事をしていても、そこに自らの意味を見いだし、楽しくする努力をしていると、心がワクワクしてきて小さな発見が始まる。

その姿は、時に周囲の人に感動を与える。

 仕事や様々な活動を通じて自分を磨く。それは毎日を楽しくし、自分を大切にする道。

 

 


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