グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2008年12月

積極的な「世代交代」で、自分と組織の「生きる力」を

 

 最近、スポーツ界でも「世代交代」という言葉がよく聞かれる。

辞書を引くと「年をとった者が退き、若い者に代わる」とあるが、この言葉の本当の意味、その背景や本質を考えず、自分たちの不安や小欲を流行り言葉に乗せているだけでは恐ろしい。

 「来年の事を言えば鬼が笑う」とことわざにある通り、将来のことは予測しにくい。

少し先の、自分の都合ばかり氣にして浮き足立つのではなく、明日につながる「今日」を、より確かなものにするために、何が大切なのかを考えよう。

 その第一は、世の中や自分たちの会社が今日まで歩んできた歴史を知ること。

そこで組織を守ってきた人たちがどのような考え方で、何を大切にしてきたのか、その中でどんな文化や風土が育まれてきたのか。

それが現在にどのようにつながっているのかを知ることがなければ、今あるものを台無しにしてしまう。それを行なってゆくことが、感謝を表すことであり志の原点。

 社内の勉強会も職場も、世代や職種の枠を越え互いに学び共に語り、触発し合ってゆく場。積極的な「世代交流」を行ない、自分と組織の「生きる力」を身につけてゆこう。

 

 

 


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