グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2009年1月

信じることが心を軽くし、前進につながる‥‥

 

 「昼間の星は、あっても見えない」 

2008年最後の和合塾で、この話を聞きハッとした。

自分の目で見えているものだけを信じ、今、自分が知っていること、分かることだけで、「良い、悪い」「正しい、間違っている」を判断した時、自分の考え方と行動は、どんどん狭くなってしまう。そして、大切なものを見失う。

 入社当時、私は高級な魚介類がすべて苦手だった。

それで20数年過ごしてきたのに、アレルギーでないならと上司から強引に食べさせられ、半泣き状態で飲み込んでいた。おかげで今では好物になったものもある。

「食わず嫌い」も私の頭を縛りつけている 輪っか だと氣づいたのは、それから10年ほど経ってから。その時、当時は鬼に思えた上司の厳しさが有り難く思えた。

 二人一組になって手を繋ぎ、一人が目隠しをして、相手の声を頼りに歩き回るというゲームをしたことがある。

最初は声を掛けられても怖くて足がすくんでしまう。それを察した相手のやさしさと配慮ある言動によって、一歩踏み出す勇氣が湧いてくる。

信じることが心を軽くし、前進につながることを実感した。

先が見えず不安が多い時だからこそ、自分の阿呆さ、強欲さ、小心さを知り認め、信じてやってみることで、「頭の輪っか」と行動範囲を広げてゆこう。

 

 

 


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