グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2009年4月

自分達の力で面白く輝く一年に

 

 「桜は散るから美しい」という言葉を聞いた時は、まだピンとこなかった。

「あんなに綺麗に咲いているのに、あっという間に散ってしまうのは、もったいない」と思っていた10年前の私。

しかし、「綺麗」も「あっという間」も「もったいない」も、全部私たち人間が勝手に思うこと。

その時々を一所懸命生きている桜にとっては、それがごく当たり前のことだと、40歳を過ぎた頃から考えるようになった。

 自然の中でたくましく生き、季節ごとに美しく輝く木々や草花。雷雨や強風、強い日差しを受けながら、環境の変化を敏感に感じ自らの力で順応してゆく姿から学ぶことは多い。

「外部環境が悪い」「あの人が、ちゃんとやってくれない」「今までやったことがないから」と、できない理由を並べ足踏みをしている間にも、限りある時間は流れてゆく。

 3月21日から大宝運輸の新しい年度が始まった。

私たちの人生そのものである日々の「実行」を、より意義あるものにしてゆくために「計画」と「反省」がある。

一人ひとりの良さやクセを生かし合い、自分たちの力でおもしろく輝く一年にしてゆこう。

 

 


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