グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2009年5月

心の声を聞く

 

 先日、会社で手作りの桜餅を戴いた。

ほのかな桜の葉の香りに加え、塩味と餡の甘さが絶妙で、ほんわりと幸せな氣分になった。

何よりも春をみんなで楽しもうという発想と想いやりが嬉しかった。

 「共感性」は、これまで自分が知らないことや経験がないことを、理解しようとする姿勢と想像力の賜物だと思う。

「知りたい、分かりたい、自分の想いを相手に伝えたい」という一所懸命さが、自分の心の中の我欲= 自分の都合 を圧縮し、そこに人間としての美しさが生まれる。

 それを可能にするのは「当たり前」からの脱却。「私にはちゃんと見えている、聞こえている、分かっている、相手に伝えている」と思い込んでいると、すべてが当たり前になってしまう。

 目には見えないものを視よう、声としては聞こえないものを聴こう、言葉だけでは伝わらないものを伝えようと努力し続けた時、その人の悲しみやせつなさなど心の声が伝わってくる。

それに対する自分の想いを言葉や行動で示すことが、私にとっての共感性。

 自分のエゴと戦いながら只今、修行中!

 

 

 


HOME 前に戻る