グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2009年8月

感謝の言葉や行動で想いやりの心を

 

 学校が夏休みに入り、出勤途上でラジオ体操に向かう子供たちを目にするようになった。

「今年は宿題を早めに済ませて・・・」と計画的に?スタートしたはずなのに、8月下旬になって慌てるというのが私のパターンだった。

宿題の定番が読書感想文。

本を読む時間がなくなってしまい、「はじめに」と「おわりに」を読み、あとは想像力を駆使して書き上げていた。

その作品が賞をもらってしまった時は、さすがに後味が悪かった。
 この想像力が、とても重要なものだと、最近つくづく思う。

相手の立場になってものを考えることが、相手を理解し近づくきっかけになり、人が起こした事故を自分事として捉え考えることが、自分の生命を守ることにつながる。それを可能にするのは「想像力」。

自分が体験したことがないことでも、その姿を見たり話を聞いたりすることで想像することができ、自分との共通点が見えてくる。自分も相手も同じ人間。

どんな時に自分の我欲や嫉妬心がこみ上げて来て、どんな時に愛情や理性が湧き上がってくるかを考えると、さらに想像力は豊かになる。
 これからしばらく本格的な暑さが続く。家庭や職場で相手に対する想像力を高め、感謝の言葉や行動で想いやりの心を伝え元氣を与え合おう。

 

 


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