1歳4ヶ月になる姪の息子が一人立ちを始めた頃、側で見ていて教わったのが、転ばずに歩き続けるコツ。ゆっくりと立ち上がり、最初の一歩を踏み出したかと思うと座り込む。
それを何度か繰り返した後、しばらく持ちこたえる様になった。
時間をかけながら次の一歩、また次の一歩と、足を踏み出すごとに、遠くまで歩けるようになっていった。今では好奇心旺盛に行動範囲を拡げている。
自分が本当に困っている時にまわりの人が助けてくれたり、大きな失敗をして迷惑をかけたり、相手が本氣で叱ってくれた時、「しまった」と心から後悔し、「有り難い」と素直に感謝することが出来る。
そして、「自分のために、家族のために、みんなのために、本氣で学び自分を大切にしよう」と心に誓う。
その思いを継続出来るかどうかは、次の一歩にかかっている。
「もう少し考えてから」「明日から」「今度会った時に」と、先延ばしにしていると、次の一歩を踏み出すまでに時間がかかり、結局、立ちすくんでしまう。
「思い立ったが吉日」。新たな1年、365日を、力強く、新鮮な氣持ちで歩んでゆくために、まずは自分の意志で立ち上がり、すぐに半歩でも踏み出してゆこう
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