グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2011年2月

自ら学び、考え、判断し、実行し、

        結果に対して責任を持つこと。

 

 小学生の頃、冬の寒い朝ストーブの前で着替えをしていて火傷をした。

母親から常々「ストーブに近づき過ぎるな」と忠告されていたので、叱られるのが怖くて言えなかった。

学校で痛みに耐えられなくなり保健室へ行き、家では「なぜ、すぐに言わなかったのか」と叱られた。刃物を使う時には用心しないと怪我をすることも、失敗しながら学んだ。
 最近、文房具やおもちゃの説明書には「こんなことまで?」と思うことが書かれている。

何かあってからでは遅く、責任を問われるのはご免だ、ということなのだろうが、親や周りの人が正しい使い方や危険について教え、あとは自分で体験から学んでゆくという学習能力が、ますます低下していくのではないかと思う。
 2月度の安全委員会の最後に、伊藤専務が「自分で考えよ」とおっしゃった。

事故を防止するためルールを決め徹底してゆくことは大事だが、もっと大事なことは、自ら学び、考え、判断し、実行し、結果に対して責任を持つこと。

 これまで教えていただいていることを大切にし、一つひとつ実践してゆこう。


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