グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2011年4月

人間らしく生きていく上で何が一番大切なのか‥

 

 多くの人々の生命と暮らし、そして町全体を一気に飲み込んでしまった津波。

猛威を振るうその映像を前に、誰もが立ちすくむしかなかった。

実際に体験した方々の恐怖は計り知れない。そして「想定外」という言葉が空しく感じるぐらい、人間の力が及ばない偉大なる力に、いつも私たちは生かされていることを知った。
 3月11日に発生した東北関東大震災以降、私たちの生活が変わり始めている。

目を覆いたくなる様な現地の惨状を伝える記事やニュースが続いた後、被災した人々が前に向かって生きようとする姿、命がけで救助と復旧に当たる人たちの姿に感動と勇氣をいただいている。

そして、テレビでは生命の大切さ、人と人とのつながりの大切さなどを訴える公共広告が繰り返され、ラジオは全国からの応援メッセージを伝えている。
 人間らしく生きてゆく上で何が一番大切なのかを、これだけオープンに考え語り合う機会を、私は経験したことがない。

 少しでも人の役に立ちたいという氣持ちを、自分の言葉と行動で表し、生きる力につなげてゆこう。


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