グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2011年7月

時代の急激な変化に対応してゆこう。

 

 2011年度第1四半期が過ぎた。

あっと言う間のように感じるが、3月11日に起きた東日本大震災で被災された方、そして福島第一原発の事故により避難してみえる方にとっては長く、先が見えない不安な毎日だったと思う。
 そんな中で自ら立ち上がろうと努力している人々の姿に感動した。

ある避難所では全国から届けられた支援物資を、まだ物資が届かず困っている別の避難所に送ろうと、自分たちで送料を出し合い宅配業者に託していた。

「自分のモノをすべて無くしてしまうと、人からしていただくことが有り難く、自分もケチでいられなくなる」と話していた責任者の顔は、すっきりと輝いていた。
 また大工、料理人、理髪師、マッサージ師、それぞれが限りある条件の中で、同業者から送られた道具などを使って自分の特技を発揮し、避難生活で疲れきった人達に、喜びと感動を与えていた。

相手の喜ぶ顔を見ながら語り、誇らしげに腕を振るう人達の笑顔も最高だった。
 自分の好きなことや特技を活かし、人に役立つ喜びを実感できたら、仕事はもっと楽しくなる。

 謙虚さと向上心を持って学び、自ら行動を変化させることで、時代の急激な変化に対応してゆこう。


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