グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2011年8月

人と人とのつながり、そして心の交流を‥‥

 

 なでしこジャパンの大活躍により、にわか女子サッカーファンが増えたのではないかと

思う。

さほど氣に留めていなかった私も、朝一番のニュースで試合の様子を眺めていた。

終了間際に同点に追いつき、PK戦で最後のゴールが決まった瞬間、思わず鳥肌が立った。

その後のテレビ番組で、女子サッカーの歴史や現在、国を挙げて選手の育成に力が注がれていることを知り、彼女たちは自分のため、まだ脚光を浴びていない多くの選手たちのため、そしてこれから夢を追いかける子供たちのために必死で戦ってきたのだと知った。
 東日本大震災の後、あるプロ野球チームの選手宣誓で「誰かのために戦う時、人は強くなれる」という言葉を聞いた時、ちょっと照れくさいと思った。

しかし、長年乗務職員として無事故を継続し、当社を定年退職される方、何らかのきっかけで学び始め変化している人たちが口にするのは、お世話になった方への感謝の氣持ちと、共に楽しみ苦しんでいた時の思い出など、人と人とのつながり、そして心の交流だ。
 弱くて情けない自分の心が折れてしまいそうな時、誰かの顔、誰かの言葉を思い出すことができれば、人としてやるべきことが見えてくるはず。そんなつながりを一つでも多くつくり出してゆこう。 


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