グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2012年6月

お互いの良さと欠点を認め合えた時、

         心の距離はぐんと縮まってくる。

 

 乗務職員として生命を懸けて働いている息子さんの無事を毎日念じている母親は、街で大宝のトラックを見掛けると、我が子かもしれないと、伸びあがって運転席を覗き込んでみえるらしい。

同じ支店の仲間から「今日、交差点で信号待ちをしている時に、こんなおばさんにじっと見られた」という話を聞いた息子さんは、「おふくろに心配をかけちゃいけないな」と、苦笑しながら心に誓う。
 人は自分以外の誰かに氣にかけてもらい、人間として大事にされ、自分が必要とされていると感じられた時、自分のことを大切にしよう、この人を悲しませてはいけないと思えるようになる。そして一歩踏み出す勇氣も生まれる。
 職場の中でそういう関係をつくり出してゆくために、自分が人からしてもらっている事に対して照れずに「ありがとう」を伝えよう。

自分の過ちは認め「ごめんなさい」と素直に口にしよう。

 お互いの良さと欠点を認め合えた時、心の距離はぐんと縮まってくる。

 

 

 

 

 


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