グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 2012年7月

爽快さが残る成功体験‥

    心からの反省が出来る人間関係と環境を‥

 

 各支店管理者が集まる会議で、数年前にあった出来事。

何ヶ月も赤字の続いていた支店が、やっと目標を達成し努力した点などを元氣に報告した時、「それが出来るなら、どうしてもっと早くやらなかったんだ!」と、また上司に叱られた。

立場が違えば責任の範囲も広がる分、言わずにはいられないことも増えてくるのだと思う。

しかし、その瞬間私の頭に浮かんだのは「それを言っちゃあお仕舞いよ」という“寅さん”のセリフだった。
 相手により正直であって欲しいと思ったら、自らが自分の弱さやずるさを認め正直である努力をすることはもちろん、相手が正直であった時に、正しくそれを評価できる力量と、ごまかした時に、それでは通用しないことを教えるため、事実と問題の本質を追及する勇氣と根氣が必要だ。

どちらをするにも修業と修行が欠かせない。
 「自分の非を認め、正直に謝って良かった」と、痛みを感じながらも爽快さが残る成功体験、そして「あぁ、ごまかしは通用しないんだ」という心からの反省が出来る人間関係と環境をつくってゆこう。

 

 

 

 

 


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