厳しい寒さの中、新しい年がスタートした。
今ではほとんど見かけなくなったが、子供の頃は、どの家庭にもあった日めくり。
大晦日の夜、父が居間の柱に貼ってくれて、翌朝から姉と競いながらめくっていた。それでも松の内が明ける頃には忘れるようになった紙切れ一枚に、切なさを感じるようになったのは何歳ぐらいからだろう。
昨年12月の和合塾定例会で「世の中で一番大事なものは時間だ」と教わった。
私が今という時間を大切にしよう、少しでも学びもの事が分かるようになりたいと思い始めたのは、人間の生命には限りがあると感じられるようになってから。
自分の過去を振り返り、現在の自分があることに感謝できた分だけ、未来に向けて現実的に考え、行動出来るようになる。それが自分を大切にし、時間を大切にする基礎だと思う。
人生、嬉しいことばかりではないが、色々な人の力を借りながら自分で考え、一つひとつ乗り越え学んでゆこう。
まっさらなカレンダーや手帳を前に、心が引き締まる。
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