最近はインターネットや携帯端末を使えば、欲しい情報が簡単に手に入る。
料理レシピも種類が多く、分かりやすいので、初めての料理も失敗なく作ることができる。
しかし、それだけではなかなか頭に残らないので、2度目に作る時もレシピを手放せない。
一方、料理上手の人と一緒に作りながら、ダシの取り方、材料の切り方、下ごしらえの仕方、調味料を入れるタイミング、残った食材の保存方法と理由などを、横で教わりながら途中で味見をし、自分の目と耳と舌で覚えたものは、なかなか忘れず応用力も身に付きやすい。
思い起こせば一昔前までは、日常の業務も同じように先輩から教わり、一つひとつ覚えていった。
最近多いマニュアルも本来は、その作業の目的や理由なども伝わるようになっている。
それをするには教える方も教わる方も根氣が必要だ。
「やり方」だけを教えた方が手っ取り早いが、本当の意味での理解力と応用力にはつながらない。
自分の仕事をより安全に面白くするために、しっかりとした基礎と一対一の人間関係を大切にしてゆこう。
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