グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 5月

「働く姿を通して伝えられたら、・・・もっと楽しくなる」


 今から41年前、私が入学した小学校は築100年の木造平屋建てだった。

校庭には大きなイチョウの木があり、秋になると鼻をつまみながら銀杏の収穫作業を手伝い、用務員のおじさんや友達と笑い転げていた。

2年生の時に1キロ離れたところに鉄筋コンクリート3階建ての校舎が完成し、全員で歩いて引っ越したことが、ついこの間のことのように感じる。

当時は長くて急だった坂道が、大人になってからは嘘のように小さく見えた。

時間の速さと距離に対する感じ方は、子供と大人とではこんなにも違うのだと実感した。
 この春、お子さんやお孫さんが入園・入学を迎えられた皆さんは、これまでの成長を喜びつつ、今後の幸せを心から願ってみえると思う。

大人の私たちが普段、何げなく口にし、とっている行動が、子供たちのものの見方、考え方に大きな影響を与えていることは間違いない。

色々な事を知ること、人と交わることは楽しいのだと、働く姿を通して伝えられたら、自分も毎日がもっと楽しくなると思う。


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