ご存知の方は少ないと思うが、当社は昭和8年に日本で初めて名古屋―東京間の定期路線免許を取得している。
日本のトラック輸送定路輸送の草分けだ。
当時まだ舗装されていない東海道を走るだけでも大変だったが、トラックによる箱根の峠越えは、業界初の快挙として語り継がれていたという。
悪路を無理して走るトラックは故障が多く、乗務職員はタイヤ交換だけでなくエンジントラブルなどにも即対応できなければ、たちまち立ち往生することになる。
もちろんJAFもない時代だ。
時代は変わり乗用車は大半がオートマチック車となり、自動車を持たない若者も増えたという。四半世紀前は18歳になったらすぐに免許を取り、車を買うことを目標にアルバイトをする男性が多かった。
そんな時代の背景と業務内容の変化などにより、車輛に対する関心が以前よりも薄れているように感じる。
プロドライバーとして働いている以上、車輛に関する知識と技術を高め、日常的な管理を行なうことは自分の仕事であり、自分と他者の命を守ることに直結する。
6月15日に行なう物流フェスティバルで基本を学び、日々の中で伝え、実践してゆこう。
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