グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信 7月

信頼できる関係を築いてゆくために筋道を・・・


 脚本や楽譜にないセリフや音を即興的に言ったり、演奏したりすることをアドリブというが、その語源はラテン語で「随意に」=自分のしたい事を何の制約もない状態ですること。

 単なる思い付きや場当たり的なものではなく、その人の価値観や考え方、生き方の延長線上で自然と生まれてくるものだ。

何気なく発した言葉が思いがけない波紋を広げてから、「そんなつもりはなかった」と弁明する政治家の姿を見るたびに、前記の言葉が頭に浮かぶ。
 誰でも思い違いや間違いを起こすことはある。

それが分かった時に、ごまかさず正直に謝り対応することが、筋を通すことにつながる。

「無理が通れば、道理が引っ込む」と諺にある通り、そうするだけの理由がなく、筋道も通っていないことが平気でまかり通るような世の中では、道理にかなったことは行なわれなくなる。お互いに自信を持って行動し、信頼できる関係を築いてゆくために筋道を大切にしてゆこう。


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