「ちった たましが はいったか」。
子供の頃、失敗して落ち込んでいると、母はこう話しかけてきた。宮崎弁で「少しは懲りたか(反省したか)」という意味なのだが、過ちの原因は魂が入っていないからだという、もの事の本質を突いた言葉の重さは、大人になってからなおさら心に響く。
魂とは精神の育成度だと教わってきた。そこから自分の意、志、氣が生まれてくる。
自分が置かれている状況、求められている役割を理解し最善を尽くす。
相手の状況や氣持ちを考えながら、自分の要望や考えを伝え説明する。
そういった能力を高め質を上げてゆかなければ、もの事を自分で判断し、異変や危険を感じ適切に対処することは出来ず、相手に対する思いやりの心と行動も生まれてこない。
社会人として、プロとして社会に役立ち信頼される仕事が出来る様になる為に、様々な事を敏感に感じる心と具体的にイメージし考える力を鍛え、一つひとつの事に魂を入れ、大切に実践してゆこう。
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