グリーンハンド通信

教育部課長 門田真理子 

GH通信7月

『過ちて改めざる、是を過ちという』


  後悔とは、後になって自分のやったことを振り返り、どうしてあんな事をしたのか(やるべき事をしなかったのか)と、自分の思慮の足りなさを悔しく思うこと。

私も今日まで様々な後悔をしながら生きている。そして、その仕方はその時の自分の考え方と生き方そのものを表していると感じている。

 精神的な負担を軽くするには、原因を自分以外の人やものに求めることが一番だ。

しかし、それは単なる現実逃避と責任転嫁に過ぎないので、一時しのぎにはなっても、問題の解決や自分の心の開放にはつながらない。

苦しさや辛さを乗り越え前を向いて生き、迷惑を掛けてしまった人たちからの本当の許しを得る為には、これからの自分にとって何が大切なのかを見極め、それを妨げるものは捨てる覚悟が必要だと私は考える。

 7月度の安全活動テーマである「命を守れる自分をつくる」為にも、ちっぽけな自分の見栄や保身を捨て、現実に起きている事と向き合い謙虚に反省し、やるべき事を実践し続けることで信頼を築いてゆこう。

「過ちて改めざる、是を過ちという」(『論語』より)



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