雨の日のJR車内。
前の座席では泥だらけの靴のまま窓外の景色に見入る4、5歳の男の子。電車が揺れる度に立っている人の膝に泥靴が触れる。傍らの母親の一言「それ、おばちゃんにおこられるよ」…。自分は濡れた傘を隣の人のズボンにピッタリ付けて知らんぷり。
ある日のJR車内。
全身ブランド品に身を包み外見はカッコ良く見えるとある男性。突然鼻をほじり出し、親指と人さし指で丸めたかと思いきや、親指をバネにこちらにはじき飛ばした。「ヒャ−…!」と思わず声が出、後ずさった。そのとたん「フン!」と鼻を鳴らし睨みつけられた。
これ、どっちが悪いの? |