新 年 の ご 挨 拶

代表取締役社長 小笠原和俊

 新年明けましておめでとうございます。2003年の新春を迎え心からお慶び申し上げます。皆様には平素より、大宝運輸の事業に格別なるご支援ご協力を賜り、有難く厚く御礼申し上げます。

 さて、昭和から平成へと元号が変わってからすでに多くの時間が経過し、また、新世紀も3年目に入りました。新しい希望に満ちたはずの21世紀も今のところ国際的にも国内的にも新しい政治体制、経済構造の着眼点を求めて混沌としています。

 私たちが働いている物流業界も、環境保全のための車輌の代替や、デフレによる価格競争などによって企業の倒産や廃業が多発しています。お客様が物流企業を選択されるポイントは「長期に適切な価格で安定した良質なサーヴィスを提供できる会社であるか否か」となっています。お客様の立場から考えますと、お客様自身の会社の物流部門を担う関連会社が倒産したり廃業されたりしては、会社の信用にかかわり、ともすれば足元が大きく崩れるリスクを含んだ時代になってきていると認識されています。そういう時代をふまえ、当社と致しましても、一層企業の総合力を大きくして、お客様のご要望に積極的にお応えしていける組織体質の充実強化の推進に努めていきたいと考えております。

 企業経営には目先の利益だけを追求する手法と、着実に足元を固め計画的に内部を充実させながら長期に会社を発展させていく考え方の二つがあります。当社は基本的に後者の考え方に基づいて経営をして参りました。

 その考え方に基づいて、さらに皆様にご満足のいただける大宝運輸を目指し、全社員が「自分事として何とかしなければ」という強い意志を持ち次のことを実行に移して参ります。

1、個人の成長

2、安全活動の充実

3、組織レベルの向上

4、仕事の拡大(営業力の拡充)

5、業務改善・改革への素早い取り組み

 もうひとつの大きな課題は当社をサーヴィス業としてとらえ、同業・異業種を問わずお互いが持っている経営資源を出し合い、新しい「仕事」を創り出して行くことです。そのためには皆様に当社の魅力をより具体的に伝えていく活動が大切と考えております。

 今年も大きな変化がいくつも出てくると考えられています。常に前向きに明るく柔軟に援け合ってこの一年を共に成長していきましょう。

 最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を祈念致しまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

平成15年元旦


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