25歳の7月に大宝運輸にお世話になり、いつの間にか21年の歳月が経とうとしている。この21年間を振り返ると、本当に楽しかったと思えることは、最近まで無かったように思う。「俺は一所懸命やっている。サボってなどいない」と、迷妄の世界で少し浮かんでは沈むことを繰り返してきた。もの事の本当の大切さが分からずに、目の前に見えるものにしがみついてきた。
1昨年の正月に伊藤塾長からいただいたメッセージが私の原点だ。
「根っ子が無く人生を送っていると、心身共に疲れてしまう」。
意味も分からない人生が、少しずつ自分にとって、かけがえのないものになってきた。目に見えるもの、目に見えないもの、実に多くのものをいただきながら、当たり前のように受け取り、感謝もせずに捨ててきたことを反省した。
人との縁や自分の人生を考えられるようになる。そして、本当に有り難いことだと思えるようになった時から、お世話になっている人たちを大切にしたいと思えるようになる。
氣づくのに長い時間をかけてしまったが、本氣で取り組み、変化成長していく。
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