現在私は自転車通勤をしています。
そのため帰宅後にシャワーを浴び、きれいな下着に着替えた時の爽快感は格別なものがあります。
片道15kmほどの距離は気温によっては汗だくになります。長さの短い競技用の泥除けを装備したクロスバイクに乗っているので、雨の日は水しぶきや泥跳ねが足元から膝下、背中にかかります。当然ですが靴の中は浸水状態です。
大型車両に頭から大量の泥水をかけられ、下着を含め全身ずぶ濡れになることもあります。
長靴やカッパ等を着用すれば幾分良いのですが、どうしても汗ムレを起こすので薄手のウインドブレーカーを着る程度しかしません。
雨が降っていると「また雨かぁ〜」と自転車に乗るのが憂鬱になりますが、服を着替えた後の爽快感を思うと自ずとペダルに足を乗せてしまいます。
四日市支店 筒井 健二
雨が降るとふと思い出すのが、小学校の時に宿題として課せられた“てるてる坊主”作りです。
紙粘土、布などを用意して作り始めたのですが、なかなか上手く出来ず、作っては壊しの連続で、納得の行く物がどうしても出来ませんでした。
「もう作らん!」と半ベソになり寝てしまいましたが翌朝学校に行く時、母が「これ持って行きな」と、てるてる坊主を手渡してくれました。
でも私が作った物より下手くそで「こんなかっこ悪いもん嫌や」と玄関に投げつけ、泣きながら登校しました。下校時はどしゃ降りで、ずぶ濡れになって帰ってきた家の玄関にあのてるてる坊主はありませんでした。
時が過ぎ母親の優しさを感じながらも、このことを謝ることも出来ず、母は3年前に他界しました。
以来私は人から「雨男」と呼ばれ、最近では五十肩に悩む毎日です。
「母ちゃん、ごめんなさい! そろそろ許してください」
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