黒川支店 加藤  博

「雷鳴に おののきながら 尾根をゆく」

 30歳代最後のお盆休みに3人のメンバーで、鈴鹿山系の鎌ヶ岳から御在所岳へと登った時、登り始めて50分ぐらいのところまできたら後方で突然の雷鳴が・・・。驚いて振り返ると今登ってきた鎌ヶ岳が雷雲に包まれていました。すぐに帰り支度をして全員バラバラに離れて身体を伏せ、雲が去るのを待ちました。30分程で雷雲が去ったのでひと安心しましたが、生きた心地がせず不安な時を、娘達の顔を想い浮かべながら過ごしました。

 

金山支店 松下  卓

「墓参り 御魂を招く 花火かな」

 長崎の盆と言えば、精霊流しです。

初盆を迎えた家が精霊船を作り、大小様々な船を担ぎ、爆竹を鳴らしながら夜の町を練り歩く様はとてもにぎやかです。

私の田舎では、お盆になると、夕方に家族共々お墓に集まり先祖を迎えます。提灯を灯し、線香を上げ拝み、語りあって懐かしみます。

ここまではどこにでもあるお盆の風景ですが、私の田舎ではここから大人も子供も一緒になって花火を勢い良く打ち上げます。

一斉に上がる光景はにぎやかそのもので、年に一度「帰っておいで」とみんなで先祖を迎えます。

 

西春支店 松下  卓

「夏帽子 夕日たなびく 浅間山」

 学生の頃、夏休みに軽井沢で数週間滞在していた時のこと。

ある日友達たちと、まだ噴火する前の浅間山に登ることにしました。

頂上はとても風が強く、かぶっていた麦わら帽子が飛んで、お釜(火口)に飲み込まれてしまいましたが無事に下山しました。

山の麓について、浅間山を振り返った時に浮かんだ一句です。


港支店 積  勝美

「白球に 夢を追いかけ 今昔」

 小学校5年生の時からソフトボール、中学に入って軟式野球、そして高校に入って硬式野球をやり、甲子園を夢見てがんばっていました。

野球はチームワークが大切で自己主張ばかりでは成り立ちません。

8年間夢と希望を追いかけ、あれから40数年が過ぎて思う事は、仲間の大切さ、精神力と忍耐力を学んだ事、そして自分自身の健康です。

夢は叶いませんでしたが、丈夫な身体と素敵な仲間を得る事ができました。

 今年の始めに帰郷した時も高校の時の仲間と集まり、とても有意義な時間を過ごしました。これからも頑張ります。

 

犬山支店 平塚 智章

「目が覚めた 窓の外には 青い海」

 子供のころに親に連れて行ってもらった海水浴の時の一句です。

夜中寝ているところを無理矢理起こされ、車に乗せられて、車中で寝ている間に海に到着。

私が目を覚ますと目の前にはとてもきれいな日本海が写っていました。

その後は眠気など忘れ、夢中になって帰るギリギリまで遊んでいました。

後になって親に聞くと、子供が健康でいられるようにと、年に一回は海水に触れさせてやりたいという想いがあったそうです。

 

中川支店 福田 光博

「白い球 仲間とつかむ 喜びを」

 毎年夏にある子供会のソフトボール大会、家族全員町内の仲間と一緒にソフトボールを通じて、勝つ喜び以外にも仲間から得ることがたくさんあります。

 私の子供3人が小学校低学年の頃から毎年続けて参加し、今も高校生の長男から小学6年生の三男までが参加する、我が家の毎年のビックイベントです。熱い夏を絶えて戦った子供達も親も喜びいっぱいのイベントです。

 

大高支店 鈴木 達士

「夏の空 星座見つけて 帰り道」

 これは私が小学生のころ、星座にはまっていた時のエピソードです。

そろばん塾の帰り道に、いつものように星座を探しながら上を向いて歩いていたのですが、夢中になり過ぎて前方に溝があることに氣付かず、片足が溝にずっぽり入ってしまいました。

幸いケガはありませんでしたが、片足が泥まみれになってしまい小走りで家に帰ったという思い出です。

 

岡崎支店 青木 敏昭

「暑い夏 虫カゴ持って セミ捕りに」

 夏と言えば、やっぱりセミの声ですよね。

私が小学校の頃、夏休みによく友達とセミ捕りをしました。

虫カゴの中にたくさんのセミを集めて、友達と交換したり、見せたりして遊んでいました。

飽きもせず一日中セミ捕りに夢中になっていて、自分が持っていないセミを人が持っていると、どこにいるのか聞いて次の日には捕りに行っていました。今は何かに夢中になることは少なくなりましたが、そのころは夢中になれるものがある楽しい夏休みだったと思います。

 

四日市支店 葛原 博樹

「皆笑顔 絆深まる 四日市」

 思い出ではなく、今年の夏の事です。

この夏、四日市支店では新しい業務が始まりました。

最初のうちは上手くいかず、延着やクレームを起こし、お客様には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。

しかし、本社や他支店のみなさんの努力、協力のおかげで今では順調に業務ができるようになり、良い雰囲気でこの夏を乗り切れそうです。

現在進行形の業務ですが、数年経った後に良い思い出になるように、支店全員全力で取り組んで行きます。

 

三好支店 風間 哲夫

「蚊の羽音 氣になり 眠れざる一夜」

 暑い毎日が続いています。

昔 私が子供のころは夏になると「蚊帳(かや)」を吊って蚊取り線香を焚き、蚊を避けていました。(近頃は蚊帳を見ることもなくなりましたが・・・)

その頃のことですが、蚊遺り(かやり:ブタなどの形をした蚊取り線香用の灰皿)を置き忘れたため、一匹の蚊の羽の音が氣になって寝られない夜がありました。

私の子供のころの夏の思い出です。

今はクーラーがあり蚊帳を知る人も少なくなってきましたね。

 

春日井支店 永井 幹大

「汗かいて 気合をいれて のりきるぞ」

 昨年の夏、発見したことがありました。

私も30歳になり、20代との違いを少しずつ感じるようになっていました。

「いくら食べても太らない」と思っていましたが、夏場どんなに業務をがんばっても体重は増えていき、これではだめだとランニングを始めました。

ランニングで汗をかき、家に帰ってぬるめのお湯で汗を流すと暑さがあまり気にならなくなり、エアコンなしでもぐっすり眠ることができました。

今年も暑くなりそうですが、気合を入れて業務、そしてランニングもがんばります。

 

本社 営業推進本部 水野  忍

「雨ふれど 会話は増える 夏キャンプ」

 夏といえば、なんちゃってアウトドアを氣取る我が家は避暑地へキャンプに出向きます。

ここまではよくありがちな夏の休日の過ごし方ですが、我が家のキャンプの大きな特徴は出発日には約8割の確率で雨に見舞われる事です。

雨降りのキャンプは雨よけのテント1.2m四方のスペースに家族4人が密集し「狭い」だの「雨が入ってくる」だのワイワイ騒ぎながら夜更けまで過ごします。

 普段とはまた違った家族との距離感を楽しめると私は雨キャンプも大好きですが、片付けの手間からか、家族のみんなからは不評です。

 


 車輌部 平  一人

「暑い夏 川へ飛び込む 河童かな」

 子供のころ夏休みになると、毎日の暑さから逃れ、涼しさを求めるために近くの川に行きました。

川を石でせき止め泳ぐ場所を作ったり、高い岩の飛び込み台から上級生に教えてもらって飛び込んだり、川に潜って魚を捕ったり、ウナギを釣ったりして大自然の中で思いっきり遊んでいました。

水害防止のために工事が行われ、昔の面影はなくなってしまいましたが、近くを通ると子供のころを思い出し、懐かしい氣持ちでいっぱいになります。

 そんな大自然の中で育ったことに感謝します。

 

 


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