NHKの大河ドラマ「八重の桜」が一月から始まりました。
会津藩士の子が幼い頃から守るべきものとして、「うそを言うことはなりませぬ」「卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ」と『什の掟』を唱和しているのを見て、当社でも「やってはいかんことは、やるな」と常々指導いただいている事と重なりました。
自分自身の中で、やって良いこと、悪いことの分別が出来ているかと振り返ってみると、多くのごまかしをしています。
そのもとは「やってはいかん」ということを、「これぐらいは、いいだろう」と捻じ曲げてしまう自分の阿呆さ、強欲さ、小心さなのだと教えられ、少しずつ認められ、恥ずかしいと感じるようになってきました。
とは言うものの、自分の行動に対する自分の主観と、まわりの人の印象のギャップに顔を覆いたくなることは、今でも数多くあります。
そのギャップを時に厳しく、時に温かく、「あっ、恥ずかしいことをしてしまった」と自分の馬鹿さに笑えるまで、20年近く指導していただいていることに感謝します。
本社から支店に勤務が変わり、四三歳となる今年の書初めは「律」を掲げました。
都合で揺れる浮き草ではなく、逃げそうになる自分を律し、背筋を伸ばした一年にしてゆきます。
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