アフリカ企業経営者、管理者が当社三好支店を訪問

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 1月20日、財団法人海外技術者研修協会中部研修センターが主催する「アフリカ企業経営者研修」の最終日に、「日本の企業経営と社員教育について学びたい」とアフリカ人経営者と管理者25名が、当社三好支店を訪問されました。


 鈴木たか子取締役教育部長が出迎え、当社の紹介と概要を説明し、続いて伊藤忠勝専務取締役が講師となって「市場主義経済のもたらす現状と課題」「社員を活かし社会に役立つ経営」「ヒトは学んで人間になる」ーをテーマに講演を行いました。

 最近のアフリカは米国大手のディスカウントストア向け製品の仕入れ拠点として脚光を浴び、関心も高まっています。

 今回訪問された企業経営者や管理者は、多くの社員を抱える繊維工場を経営しており、「ものづくりの街」として歴史と文化を持つ愛知県での研修を希望していたものです。

 質の高い製品をより安く効率的に生産するため、快適な労働環境の見直しや生産性向上、労働意欲を認識するための労働条件を作りたいという経営者意識から、社員教育の方法・作業効率の方向性など、なんでも吸収できるものは、持ち帰りたいという熱い思いが皆さんの表情や姿勢ににじみ出ていました。

 生産性を上げるには、ただ、がむしゃらに労働を駆り立てるのではなく、「社員を人間として大切にすることが経営の基本である」「教育を通じて個々の人間性を高めていくことが、結果として利益を生み出す」という伊藤講師の話に一番興味を持たれた様子でした。

 熱心に耳を傾けメモをとり、疑問点は直ぐに質問する姿は、企業経営に役立つことなら全てを吸収し、会社を成長、発展させたい。という想いが伝わってきました。また、人間に関する考え方や教育の必要性に大きくうなずき、期せずして拍手も湧き上がりました。言葉や文化の枠を飛び越えてお互いが共感し喜びを味わっていました。


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