環境保全活動を進めるひとつの方法として、ISO14001(環境マネジメントシステムに関する国際規格)が注目されていますが、中小規模の事業者が大半を占めるトラック運送業界においては、経済的・人的負担が大きい認定の取得は容易ではありません。そこで、交通エコロジー・モビリティ財団では日本財団からの助成金を受けて、トラック運送事業者におけるグリーン経営(環境負荷の少ない事業運営)を推進するためのマニュアルを作成しました。
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環境保全のための仕組み・体制の整備
環境方針の策定、推進体制の整備、従業員教育等。
A
エコドライブの実施
燃費目標の設定や、アイドリングストップ励行等の具体的なエコドライブ実施を通して、燃費の向上やCO2削減につなげる。
B
低公害車の導入
低公害車や最新規定適合ディーゼル車等の導入を促進するため、導入目標の設定と達成に向けた取り組み。
C
自動車の点検・整備
環境保全に関わる性能維持のため、実施体制の整備と法定点検に加えた独自の基準による点検・整備の実施。
D
廃車・廃棄物の排出抑制、適正処理及びリサイクルの推進
廃車に伴う二次的公害の発生防止やリサイクルの推進等を図るため、廃車・廃棄物の処理に際しての適正な管理等。
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