新 年 の ご 挨 拶

力を合わせ明るく楽しく、逆風に立ち向かおう 

    代表取締役社長 小笠原和俊

 

 新年明けましておめでとうございます。

2004年の新春を迎え心からお慶び申し上げます。

 内外ともに厳しい環境が続く中で、お客様、社員の皆様、そして様々なご支援をいただいている多くの企業・個人の皆様には平素より、大宝運輸の事業に格別なるご支援ご協力を賜り、心より感謝申し上げると共に有難く厚く御礼申し上げます。

 現在の日本の状況は「デフレ不況」と言われております。商品価格はより安くなり、価格低下は消費者の立場で考えるとメリットもありますが、一方では企業の生産は拡大することなく、所得は低下しているのが現状です。失業者数は依然として高水準で推移したまま、日本経済の根幹をなす個人消費は益々低下していくという悪循環を繰り返しています。また、国や地方自治体も莫大な借金を抱え、税制の見直し(いかに多くの税金を国民に払ってもらうか)や年金、健康保健などの見直し(掛け金は多くして、給付内容は低下させる)が審議され実行されようとしています。
社員の皆様方には自分の生活を守っていくうえにも、そのような大きな流れや枠組みについて知っておいていただきたいのです。
 物流業界においても環境保全や安全確保の活動が、社会及び行政からも従来にも増して強く求められています。多少暗い話しですが、そういう現実は現実としてしっかりと把握し、その中で私ども大宝は今後どういう方向で何をしていくかを真剣に考えていく必要があります。それには私たち全員が原点についてしっかりとした考え方を持つということが大切です。たとえば「会社は人間が幸福になるための機構(道具)である」ということなどです。会社が意図して人間を不幸にするのであれば、会社は存在する必要性はないと言うことができます。
 ですから会社は道具である以上、社員一人ひとりが成長し、そして力を合わせて道具を時代の流れに合うように効果的に使い、活かしていくという意識が絶対に必要ですし、各人の役割と責任を果たすという技術的能力よりも高いものが要求されます。その結果として私たちは会社を発展させ、私たち一人ひとりの生活を守っていけるのです。
 この一年、まだまだ厳しい状況が続くかもしれませんが、大宝は皆様方と力を合わせ明るく前向きに楽しい一年にしていく考えです。
 最後になりましたが、皆々様の益々のご繁栄とご健勝を心から祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

平成16年元旦


前に 戻る HOMEに戻る