"物流フェスティバル"
って何?
プロドライバー、物流専業者として必要な考え方、知識、技術を見直し高め身につけることで、事故を防止し、より質の高い物流サービスを提供してゆくため、11年前にスタートしました。
トラック・リフト共に、「学科試験」「点検競技」「運転競技」の3部門で競い合います。
"大宝流"は全員参加?
物流フェスティバルの原型は、トラック協会主催の「トラックドライバーコンテスト」。同業他社の中には、その選考会として自社のドラコンを開催してみえるところもありますが、それでは面白くありません。
大宝流はあくまでも全員参加。事前に行なわれる学科試験は全員が受け、点検競技と運転競技の出場選手は、当日の朝、現地で発表。新人、ベテラン問わず対象となりますので、練習にも熱が入ります。イベントのための練習ではなく、自分のために学び、日常に活かすことが大切なのです。
プロって何?
"プロ"とは職業としてそれを行ない生計を立てている人。アマチュアとは違った、高い専門性が求められます。免許証があり、その車に乗れるだけでは、プロドライバーとは言えません。
では、プロドライバー、物流のプロとして、何を身につけ、どこで差別化を図りますか?
自動車は"人動車"
「自動車」と言いますが、車が自動的に動くのではなく、人が動かしています。ということは、運転・操作する人の考え方と行動次第で、車は"便利なモノ"にも、"走る凶器"にもなるのです。
1人でできる気楽な仕事?
人間関係が煩わしい、「人と接することが苦手」「あまり頭を使わない仕事がいい」という理由で、物流業を選ぶ人も多いのですが、そんなわけにはいきません。
まず、車の運転は「判断業務」です。コンピュータ制御装置もなく、いつも隣に指示してくれる人がいるわけでもありません。常に天候や道路状況、自車の状態など
を把握し、どうしたらより安全でスムーズな運行ができるかを考え、判断し、操作する、という動作を、1日に何百回も繰り返しています。
そして、それは他者との関わりなしではできません。 これはチームでの成果が求められる倉庫業務においても同じです。自分に任された業務を知ることはもちろん、前工程、後工程の
つながりを知り、多くの人と協力した、精度の高い仕事が求められます。
運転と人間関係のつながり
安全運転は人間関係づくりと同じです。相手のことを考えず、自分の都合だけを通せば衝突してしまいます。たとえ優先道路であっても、状況によっては自分が待ち相手に譲ることも必要です。また、自分が何をしたいのか、早めに意思表示し、周囲の人に伝え確認することが重要です。
マナーとは?
マナーとは、単に礼儀作法をさすのではなく、「Manner」=より人間らしい行ない、を意味しています。挨拶、服装、歩き方、
スリッパの脱ぎ方、扉の開閉など、日常の言動1つひとつに、自分の人間性が現れます。自分が氣持ちよく、相手も氣持ちのいいマナーが身についていますか?
会社と家庭は別?
安全に公私の区別はありません。もし区別しているとしたら、会社でやっていることは形式です。「何のために行なうのか」という、意味が理解できれば、プライベートでも会社でも、自分を大切にする行動ができます。
※今後の取り組み、練習期間を通じて、自分の考え方と行動を見直してゆきましょう。
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