すぽっと らいと   12月

 

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ご当地お雑煮紹介レシピ


北海道美幌町の味

 

 

西春支店 山谷 隆

 私が生まれたのは、北海道網走市の近くにある美幌町です。農業が主体の町で、じゃがいもの産地として有名です。


材料

4人分

人参:2本、大根:1/2本、ごぼう:1本、鶏肉:300g、こんにゃく:1パック、角餅:人数分、三つ葉:少々

だし汁:2000cc、醤油:大さじ5、酒:大さじ3、みりん:大さじ3、塩:小さじ1/2


作り方

@ 人参、大根はいちょう切り、ごぼうはささがきにし水にさらし、それぞれ下茹でする

A 三つ葉は2cmぐらいに切り、こんにゃくはグラスの飲み口などでちぎるように小さくする。鶏肉は一口サイズに切る

B だし汁を火にかけ、煮立ったら三つ葉以外の食材を入れ、再び煮立ったら調味料を加える

C 餅は網で焼いておく 

D Bに火が通ったら、餅を器に盛り、三つ葉を入れ汁をかけ完成 


ワンポイント

アドバイス

 基本的に北海道の雑煮は醤油味です。餅は角餅をよく使います。もちろん丸餅でもOKです。


新潟県岩船郡の味

黒川支店支店長 宮下勝美

 子供の頃、冬は雪が降り積もり、正月前は朝早くから寒さをこらえ餅つきの準備をしました。

家族みんなでコタツを囲み、色々な話しをしながら食べた雑煮は、身も心もあったかくなるおいしさでした。

材料

*分量はよく分かりませんので、悪しからずご了承下さい。

人参(いちょう切り)、ごぼう(ななめ切り)、焼きちくわ(薄い輪切り)、糸こんにゃく、しいたけ、かまぼこ、鶏肉、イクラ、餅、もち菜 


作り方

@だしは昆布と醤油ベースです

A ごぼう、にんじんなど、煮えにくいものから入れて行きます

B 次に鶏肉、餅、一番最後にイクラを入れて出来上がり 


ワンポイント

アドバイス

 餅は自家製の杵つき、鶏は小屋から、イクラは近くの川で捕った鮭から取り出したものと、今思えば贅沢でした。

四角い餅は焼かずに入れ、溶け始めだしにとろみがついたらイクラの入れ時。

早すぎると白く固くなり、ゴムを噛んでいるようになるので要注意!


京都府の味

四日市支店 伊藤秀行

 京都では雪はあまり降りませんが、とても寒い冬です。

春、夏、秋、冬、どの季節に訪れても鮮やかに四季を感じることが出来ます。

材料

2人分

人参:1本、大根:1/4本、里芋:3個、昆布:少々、白みそ(西京みそ):適量、花カツオ:少々、丸餅


作り方

@ 昆布でだしをとる

A 西京みそを、少し濃いめにして溶く

B 下茹でしておいた野菜を入れる

C 小さい丸餅を焼き、Bの中に入れる

D 椀につぎ分け、最後に花カツオをひとつまみ浮かべる


ワンポイント

アドバイス

 西京みそは少し濃いめにすると、おいしくなります。

だし汁に鰹節や煮干しではなく、昆布を使うのがポイント。

よろこぶの昆布は縁起物です。


高知県西土佐の味

西春支店 下元雅哉さんの お母様 シゲコさん

 私の故郷は高知県のほぼ中心。太平洋に面した漁師町です。

山あり川あり海ありと、住むには最高の所です。カワウソがいることでも有名です。

材料

2人分

角餅(好きなだけ)、正月菜=小松菜(1把)、かつお節、白みそ(適量)


作り方

@ 正月菜を茹でる

A 鍋に水とかつお節を入れ中火にかける。沸騰しかかったらかつお節を取り出す

B 餅は焼かずに、だし汁と一緒に煮る

C 白みそを溶かし、小松菜とあわせてお椀に盛りつける

D 最後に花カツオをふりかける


ワンポイント

アドバイス

正直に言うと、私は雑煮はあまり好きではなかったのですが、ご飯と一緒におかずとして食べていました


福岡県博多の味

黒川支店 加治孝升

 アゴだしに、ぶりを浮かべるとあって、魚くさいと敬遠される方もいらっしゃるようですが、地元では「これを食べないと正月を迎えられぬ」と言う、博多ごりょうさんも多いのです。

材料

4人分

焼きアゴ(トビウオ):4〜5尾、昆布:1枚、かしわ:1枚、ぶり:半片身、白菜:1/2,干しシイタケ:8枚、ぎんなん:12個、うずら卵:12個、丸餅:人数分、紅白かまぼこ:少量、かつお菜:4枚、酒、塩、醤油:適量 

かつお菜は、博多の地方野菜。高菜の仲間ですが辛みはなく、汁物をつくる時に、カツオのだしが要らないほど、風味が豊かだというので、この名がついたそうです。


作り方

@ 水に焼きアゴ、昆布を入れ一晩置き、だしを取る

A 材料の下ごしらえをする ・ ぶりは一口サイズに切り、塩をふり、湯通しをする ・ かしわ(鶏肉)を一口サイズに切る ・ かつお菜は塩ゆでし、アクをとる ・ 干しシイタケは水で戻し、石づきをとる ・ ぎんなん、うずらの卵を茹でておく ・ その他の具材を切る

B 丸餅を二番だしで煮る

C @の一番だしに酒、塩、醤油で味をつけ、材料を入れて煮る 

D お椀の底に餅がつかないように、かつお菜を1枚ひく。その上に餅を置き、汁を注ぐ


ワンポイント

アドバイス

餅だけでなく魚やかしわ、野菜がたくさん入った、具だくさんの雑煮です。どんな材料でもあいます。