今年は従来の「イベント・競技会」という枠組みを見直し、実技を含めた講習、同じ業務を行なう社員同士の交流と勉強の場と位置づけ、内容を変更。個人、支店、大宝全体で“知っているつもり”“分かっているつもり”“やっているつもり”“出来ているつもり”のことを見直し、改善するスタートとして取り組みました。それぞれの目的と課題をまとめましたので、今後具体的に活動内容を考え継続して下さい。


 業務マニュアル

 全社員が自分の行なっている業務のマニュアルを作成。その目的は・・・

@ 業務の全体を描くことで、個々に求められている役割と責任を明らかにする 

A 自分が行なっている業務の流れを書き出し、なぜやっているのか、何をやっているのかなどを見直すこと によって、日頃自分が考えていること、やっていることに疑問を持つ 

B ものごとをつなげて考えるなど、論理的思考を身につける

C 自分以外の人、初めてその業務に取り組む人にも分かるよう、相手の立場に立って配慮する訓練

D 同じ業務を行なっている人、色々な立場からの意見を交えて話し合うことで、コミュニケーションを深める

E 問題解決、改善のきっかけづくり 

F ムリ、ムダ、ムラを無くし、もっと安全で効率よく(正確に、早く、楽に、楽しく)行なう方法を見つけ出す

G 「自分しか出来ない」「覚えるのに時間がかかる」業務を、他の人でも短時間で覚えられるようにし複 数で対応出来るようにすることで、お客様からの信頼を高める

H 他の人の業務内容を通して日頃の苦労や喜び、誇りなどを知り、相互理解を深める



 当日、各支店の業務マニュアルをご覧になった伊藤専務からのメッセージ

 「支店の皆さんの日頃の努力が良く分かります。本当にありがとう。

これだけの内容のマニュアルが自分たちの手で出来るのですから、本当に活かせたらもっと物流の品質が上がると確信できます。」

作成したマニュアルを日常的に活用することで、新入社員の育成、支店の枠を超えた協力体制に活かしてゆきましょう。

 作業マニュアルの作成

労災事故、商品事故を防止するため下記の注意事項、事故事例を写真入りでまとめた。
@ トラックのウイング開閉時        A カーゴテナーの取り扱い
B ハンドリフト(油圧台車)使用時    C ラッシングベルト使用時
D カッターナイフの取り扱い



業務の特性上増えているパワーゲート使用時の事故の怖さと注意を促すため、安全委員総括の皆さんがビデオを作成してくれました。各支店に配布してありますのでご覧下さい。

安全に作業を行なうため正しい使用法、基本動作が定められています。

手抜きや横着をせず確実に行ない、これから迎える夏場の繁忙期を3事故(交通事故、労災事故、商品事故)ゼロで乗り越えましょう!

 業態別研修会

同じ形態の業務を行なっている社員が支店の枠、職種を超え集合。日頃の感想や問題点などを話し合うことで交流し学び合う。

@ 1つの業務を全体のつながり(営業、事務、倉庫、運輸)の中で考え見直す

A その中で自分に求められているものは何かを明らかにする

B 支店内外で日常的に氣軽に相談できる関係作り

C 個人、組織独自のノウハウを学び合う。失敗なども共有することで事故やミスを防止する



当日、出てきた問題点や事故事例などをまとめ、後日各支店に送りますので活用して全社共通の財産にしましょう。

 トラック運転実技

基本動作を確実に行なうと同時に安全の質を高め事故を防止するため、これまでの物流フェスティバル運転実技の際、研修センターの永田チーフからいただいたご指摘をまとめ事前に各支店に配布。

 当日は決められたコースを走行後、同乗者と審査員の先生からコメントをいただき支店全員で聞きました。

<今年いただいたご指摘>

@ 狭い場所にバックで駐車する時、事前にトラックを入れる場所をしっかり見て、どういう位置に止め入れると最も安全で荷役作業がしやすいかを考え、左右・後方だけでなく高さにも充分注意する

A 今回バックスペースに設けられた障害物は、窓から顔を出さないと見えなかった。しっかりスピードを落とし、よく手順を考えたうえで、ゆっくりと 小刻みに何度も確認する

<審査員特別賞>

金山支店:浅野順一さん、港支店:倉内直人さん、中川支店:近藤和也さん、四日市支店:中原義人さん

 車輌(トラック)点検

 日常点検を確実に実施し、交通事故と路上故障を防止する。

@ 法律に沿ってなおかつ実態にあった「日常点検記録表」に改正、6月21日より使用

A 確実な日常点検で異常を発見し対応する

B 日々の車輌管理の見直しと実施

C 整備管理者、推進者の育成


当日の点検者は“クジ引き”で決定。

外れてから「やりたかった〜」と叫んでいた人が大勢いました・・・。

やはり、本番は真剣勝負!

 リフト講習

 外部講師(トヨタL&F中部株式会社様)の方にお願いし、フォークリフト使用時の基本動作と注意事項、事故事例など具体的なお話をいただき学習。

 運転適正検査

 中部交通共済協同組合様にご協力いただき36名が受診。

器具検査と結果表を基にしたカウンセリングにより、自分自身の行動特性と運転を反省。

実施したこと、学んだことを日常に活かし、三事故防止と品質向上につなげてゆきましょう!

推進部隊(各支店安全委員総括、運行管理者・整備管理者・グループリーダー代表者、本社メンバー)の皆さん、ご協力頂きました社外講師の皆様ありがとうございました。

 


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