すぽっと らいと 11月

夢志記

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「おかげさま」の心

 杉浦 伸悟 


 1年がこの間はじまったばかりのように思っているうちに、はや師走である。

私自身にとって今年は特別な年でもあった。還暦を無事迎えることができた。

また、その後、大宝でつとめ続けさせてもらっている。

 1年があっと言う間のように、人生もとても速く過ぎてゆく。仕事ができる期間も身体を自由に動かせる期間も限りがあるのに、「有る」時は当たり前に思って大切にして来なかったなぁと、振り返れば少し寂しい。

 社員に人間らしく生きる喜びを伝えたり、組織をまとめること、管理者として最も大切なことが分からず、たくさんの人に助けていただいた。

その支えがなければ、今日まで務めることはできなかったと思う。家族にも感謝している。

 自分のことを真っ先に考えてしまう小さな私を叱咤し導いて下さった伊藤専務に応えることは充分できないが、今私に与えられた時間を、後進のために少しでも役立つよう、また少しでも勇氣を与えられるよう、自分を律してゆく。

また、身体にも氣づかってゆきたい。  


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