すぽっと らいと 4月

夢志記

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自分づくりのスタート地点

 村山 真仁


 自分の氣に入らないことがあるとすぐにすねたり、相手から自分の欠点を指摘されると、すべて否定し、ふて腐れる。そして、相手を疑い近寄らなくなる。

今まで無意識に繰り返してきたが、これらの行動は性格ではなく「精神の育成度が低い」からだと教えていただいた。

 最初は「そんなことはない」と受け入れなかった。しかし、自分の育成度を探る中で、心の傷や環境を振り返ってみると、自分の精神の育成が止まっているのことが分かってきた。4歳の時、母が妹を出産する為、私は祖母の家に預けられた。その時にさみしさからか心と体のバランスを崩し、自家中毒という症状を起こしたらしい。

 その時のことは忘れていたが、話を聞くことで、それまでとても甘えて育っていたこと、拒絶されるのではないかという恐怖心や被害者意識を、今でも引きずっていることなどが見えてきた。そこで終わらず自分を知る為に、もっと深く考え、自分のことが分かるようにしてゆきたい。

 大宝運輸にお世話にならなければ、自分がおかしいということを認めず、子供のような言動を繰り返し、周囲に迷惑をかけて年齢だけを重ねているだろう。

これからも「精神の育成度を上げる」ことをテーマに努力してゆく。       


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