9月和合塾定例会 2012年9月5日(水)

9月和合塾

【テーマ】   「 大宝運動会って何? 」


Lグループ

港支店 S W

 入社当時からイベント好きで目立ちたがり屋だったが、体育会系のノリは好きではなかった。

そんな私が運動会支店総括を受けたのは、頼られていると思ったから。

何も分からず多くの指摘や指導をもらったが、やることに共感し協力してもらえることが嬉しかった。

一人では出来ないことが可能になり、準備期間を通じて仲間の意外な一面を知ることが出来る。

仲間のために何かすることが好きになった。それが安全委員、安全委員総括になることにつながっていると思う。
 人は好きだが、不躾な言動で相手を不快にさせることが多く、また相手の立場でものを考えていないと指導を受ける。

そんな自分が嫌になり後ろ向きになることもあるが、仲間に声を掛けてもらい元氣になり、改めて多くの人に支えられていると感じる。

そんな体験がなかったら、きっと仕事や会社の愚痴ばかりで、自分のエゴにも氣づかないと思う。

 これからも運動会などをきっかけに、仲間の成長も喜べるように学んでゆく。


Lグループ

中川支店 中島  弘幸

 今まで2回の大宝運動会が私に大きな影響を与えている。

 一つめは第30回で支店の総括をやった時。

誰かに頼んで人がやってもらう役割なのに、途中で信用できず不安になった。

「自分が頼んだのにアホだな、信じることがスタートだ」と氣づいた。

メンバーがやりやすい環境をつくることが自分の役割だと考え、練習計画を立て、運行管理者の協力を求めた。

次第にリーダーから「中島を勝たせてやろう」という声が上がり、自分もメンバーを勝たせたいと思った。そして終わった時には、素直に感謝出来た。
 二つめは競技部の副部長を務めた2年前。

いいものをつくるため真剣に一所懸命取り組み、部長ともケンカした。

自分たちの描いたものが当日、目の前で行なわれることに感動した。

これまでの運動会の歴史があったから出来たのだと実感した。

 これを機に自分の価値観と考え方が少し変わった。それまでは3人の子育てや家事を嫁にやってもらうのが当たり前で「オレは仕事をしてるだろう」と口にすることもあったが、家でも素直に感謝出来るようになった。

嫁との関係が良くなり、それを見ている子供も良い方向を向く。笑顔が多い家族、その中にいる自分は幸せ者だなと実感している。

 大宝運動会が何かと聞かれたら、自分の価値観をつくるもと、幸せのもとだと答える。今の私があるのは大宝運動会のおかげだと感謝している。

まだ見えないもの、分からないことが多いので、新しいことに氣づける運動会、何かに氣づける人が一人でも多い運動会にしたい。


Dグループ

金山支店 F K

 最近の運動会は運営側で参画している。

私は良いことがあるとテンションが上がり、不都合なことはあると元氣がなくなり、相手のせいにしてしまう。

昨年は副実行委員長として「大きく考え熱くなれ!」をテーマに取り組んだが、各部の状況を把握し無事こなすことに精一杯だった。

途中で今井実行委員長から「テーマを深く考えよう」と言われ、自分が小さく考えていたことに氣づいた。

一つの方向に向け相手と一所懸命向き合い、楽しむことの大切さを学んだ。
 「相手に嫌われたくない」だけでは組織を動かすことは出来ない。

おかしいことを「おかしい」と素直に言うには勇氣がいる。「自分も出来ていないのに」と弱氣になることもあるが、今は逃げないようにしている。

人に伝えることは難しく、すぐに感情的になってしまう。お互いにミスをすることもあるが、素直に反省しお互いに馬鹿だったなと笑い合える支店にしたい。

 運動会でも支店の活動でも、パートナーを組む人と本音で話し合うことが大切だと思う。

どんなことも「こなす」だけではなく、自分の氣持ちを前面に出し、熱い活動にしてゆきたい。


Eグループ

本社営業推進本部課長 水野 忍

 私が初めて大宝運動会に参加したのは、20年前の就職活動中だった。

当時は日曜の業務が少なく参加者が千人規模で、テレビで見る企業の運動会のイメージとは全く違った。

競技に臨む姿勢、パフォーマンスの盛大な作り物、勢いが昇ってゆく空氣に圧倒された。

逆に入社何年目かに総括をやった時は、教わっていることが分かり、出来ていると錯覚し調子に乗っていたが、なんとかなると思っていたパフォーマンスが最下位に終わった。

リーダーが無策のまま引っ張って行くと、みんなの氣を奪いひどいことになるという結果だが、素直に認められず、しばらく本社の隅に隠れ自分の姿を消していた。
 一番心に残っているのは5年前、法事で欠席した運動会だ。

前日に伊藤塾長から「その予定は本当に何ともならなかったのか、リーダーになりたいのなら考えよ」と指導いただいた。

運動会は日々の業務、任された組織の中で考える要素が満載で、考えたことを行動に移せる貴重な場。

「今から戦うぞ」という時、そこに自分がいなくても怖いと思ってないことを反省した。何かを得たいと思ったら、自分の利を抑え、みんなのために力を出すことの大切さを知った。
 私は人の良さそうな顔をしているが、大宝一嫉妬深いかもしれない(笑)。

そんな私でも、運動会や文化祭で頑張った人が、和合塾で発表し誉められている時は、素直にすごいと思える。

そんな魔法の時間を共有し、場を活かせるよう、自ら学び、考え、判断し、行動し、結果に対して責任がとれるよう学んでゆきたい。
※9月7日にお誕生日を迎えられる伊藤塾長に、日頃の感謝の氣持ちを込めて全員で『四季の歌』を歌い、コスモスの花と代表者によるメッセージをプレゼントしました。

 

伊藤塾長講話

 お祝いをありがとう。

『四季の歌』は大好きな歌の一つです。メッセージと花もありがとう。
 今日はまず、水野さんが嫉妬する話から始めましょう(笑)。

運動会を通じて自分や仲間だけでなく、家庭にも感動をつくり出すという中島さんの話を聞いてびっくりしました。

大宝の運動会、文化祭、支店内での様々なイベントは、みんな感動をつくり出すためにあります。

運動会を通じて、自分で感動をつくったり、他人に感動を与えたり、家庭の仲間で絆が強まるというのは、すごいことなのです。


 感動出来る動物は人間だけです。

犬やネコも喜んだりしますが、自分の心が躍動し感動するという脳の作用は人間にしかありません。そして、それは自分たちで考えて創り出すという創造力を発揮することで生まれます。

また運営側に立つ人は、いつもよりも大きな責任と義務を負うことになります。

それも運動会の面白さです。

毎日、決まりきった業務をやるだけで、28日に給料が振り込まれるという繰り返しであれば、そこには創造性がなく、感動もないので、会社に来ても面白くありません。
 人間は感動がなければエネルギーが出ません。

エネルギーはもの事を動かす一番もとになる力です。原子力や蒸気もそうですが、方向づけることによってパワーになります。

運営側も参加する人たちも、従来より大きなエネルギーをつくり、方向づけてパワーにするのだと考え、その条件をどうやって楽しみながらつくり出してゆくかを工夫して下さい。
 業務も組織運営もうまくゆくようにするには、次の要素が必要です。(下図)
 


 運動会も支店内の人間関係も、そういうことを考えないとうまくゆきません。

自分の所属している組織がうまくいっていない場合、この中で何が欠けているのか考えてみて下さい。問題が見つかったら、それに対応すれば良いのです。
 リーダーの仕事は大変です。

良い格好はしたくても、相手を思いやる、若干でも愛する、配慮することはなかなか出来ません。

私もそうですが、馬鹿のくせに良い格好をするからうまくいかないのです。

運動会も終わってから「面白かった」だけでは仕方ありません。

 是非、こういうことを考えながら実践し、楽しい運動会にして下さい。


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