11月和合塾定例会 2012年11月14日(水)

11月和合塾

【テーマ】   「 第34回大宝運動会を終えて 」


総合3位

西春支店 総括リーダー T M

 4回目の運動会だが支店の総括リーダーは未知の世界だった。

金田支店長から「好きなようにやれ」と言ってもらったが、何をすればいいのか分からなかった。人に指示することも苦手だったので、日ごとにプレッシャーが大きくなったが、支店メンバーの顔を見ていて「このままではいけない」と思った。

一人で出来ることはほとんどない。みんなからのアドバイスに助けられた。

 日頃の業務では人とのつながりが少ないが、今回、多くの人と向き合い接することで、色んなタイプの人がいることを知った。

また、人の温かさを実感し嬉しくなった。総合三位は全員が協力し努力した結果だ。

 今回勉強した人とのつながり方を、業務の中でも活かしてゆく。


総合2位

三好支店 総括リーダー 野田  健一

 2回目の運動会なので、全体の流れも分からず不安だったが、鈴木支店長のアドバイスと仲間の協力が有り難かった。

なかなか練習の時間がとれなかったが、練習の度に支店がまとまってゆくのが分かった。

当日は過去の反省を活かし、夜勤明けの人も含め、みんなで声を掛け合い応援出来たので、とても盛り上がった。

また、競技部門の2位には素直に感動し、仲間と喜ぶことが出来た。

優勝が近いだけに2位という結果は悔しかったが、勝利を目指す中で何を学ぶかが大事だと思う。

 個人の努力が輝き、チームワークと努力で得た結果に感謝している。


総合優勝

犬山支店 総括リーダー 宮地 善明

 6週間前に総括を頼まれ、まさに青天の霹靂だった。

自分が支店をまとめているイメージが浮かばず、出来ない理由ばかり並べていたが、最後は断りきれず引き受けた。

日頃から自分で限界をつくらず、どんな仕事にも対応出来るよう準備しておくことの大切さに氣づいた。
 リーダーとして最初の仕事は、自分の考えと意氣込みをメンバーに伝えることだが、1回目の支店学習会で考えがまとまらず伝え切れなかった。

その後も迷い手探り状態だった。パフォーマンスリーダーの頑張りで、やっと内容が決まったが、「こんなことをやるの?やらなければいけないからという理由だけでは力を出せない」と反発された。

 9月号の社内報に書いてあった「無策のリーダーの下では、メンバーが不幸だ」という言葉が胸に響いた。

「年齢や社歴に関係なく、持てる力を発揮出来る支店にしてゆこう」というパフォーマンスの目的がはっきりしてから練習に氣が入り、当日を迎えた。全力で優勝を勝ち取ってくれた犬山支店のみなさんに感謝している。

 今回、リーダーが自分の言葉で目的を熱く語り、方向を示すことによって、メンバーの力を発揮出来るのだということを学んだ。


審判部 副部長

四日市支店 市野 蒔人

 「朱に交われば赤くなる」と、ことわざにある通り、松田支店長や先輩方の後押しを受け、不安の中で考え行動したことによって、個人的にはより一層大宝色に染まることが出来たと感じる。

3年前に入社するまでの職場では、基本的に言われたことを言われた通りにやるだけだったので、主体性を持って行動するということが分からなかった。

 審判部副部長として自分で考え発言しなければならなかったが、周りの方のスピードについてゆけず対応出来なかった。

 経験と自信、決断力の無さを実感した。これから毎日、失敗を恐れず、考え方を学び、分からないことは教えてもらい、経験を積み、後輩に正しく伝えられる先輩になりたい。


本部部長

黒川支店 長野 光隆

 最初は本部部長として何をどのように進めてゆくのか分からなかった。

支店の経験者に聞くなどして心の準備をしたが、副部長の久保田さんと部員のみなさんが、知識と経験を発揮してくれ、大宝運動会がみんなの力で出来上がっていることを実感した。

支店の枠を超えた仲間と夜遅くまで語り合い、一つのものを創り上げる中で新しい縁が生まれ、絆を感じた。

今回、審判部の井上部長(春日井支店)の「当日、実行委員の出陣式をやろう!」の一声で、エッサッサ をやった。限りある時間内での練習だったが、そのお陰で実行委員が一つになれた氣がした。
 運動会直前に黒川支店で交通事故を起こし全社に迷惑をかけた。

自分たちの日常の言動を反省し、本当に相手のことを思った声掛けを行ない、支店の雰囲氣を変えてゆく。

 

副実行委員長

三好支店主任 三小田 裕美

 入社して15年、和合塾で学び始めて12年が経った。

永塘実行委員長とは日頃接点がなく、どんな人なのか分からなかった。「2人の共通点は良い子ではないこと」と門田課長に言われ、少しほっとした。

出来るだけ色々なことを話し合い、運動会を成功させたいとスタートしたが、早速リーダーシップと組織運営の難しさを知った。

自分たちで選んだ部長、副部長の要望や意見をみんな取り入れたいと思い整理出来なくなったり、新しいことにこだわり過ぎて、パフォーマンスを無くそうとしていた。

多くの人を不安にさせてしまい、まずいなと思い始めた時、色々な人の話を聞き、最後は伊藤塾長に間違った考えや方向を正していただいた。

パフォーマンスは、自分たちで考え創り出す達成感や感動を共有し合える、大宝運動会ならではの学びの場だと再認識し軌道修正できたお陰で、部長たちもその氣になり、部員をまとめてくれたので、当日もキレの良い運営が出来た。

そして、各支店のみなさんが一所懸命パフォーマンスに取り組む姿と、楽しそうな笑顔を見ることが出来た。
 朝礼メニューで私は「大宝運動会の良さは、それぞれ色々な形で人との縁や想いを感じることが出来ることだ」と伝えた。

実際にこれまで一緒に学んでいる仲間とは、共通の体験を通して関係を深め、新たな仲間と知り合い縁を感じることが出来た。

 今回勉強したことを忘れず考え実践し、自分自身に「これでいいのか?」と問いかけながら、納得できることを増やしてゆく。

 お世話になった皆さんに感謝している。


鈴木たか子塾生のお話

 第2回以降の社員が主体となり運営も行なう大宝運動会は、伊藤塾長が35年前に発明されたもの。

お祭りのように楽しみながら時間をかけて準備する中で、学び互いに仲良くして欲しいという思いが込められている。

それを忘れ社員がお客様のようになってしまっては意味が無くなる。また、会社がお金や人を集める力を無くした時には、運動会を行なう余裕が無くなってしまう。
 今回のテーマ「これでいいのか?大宝運動会」は、なぜ運動会をやるのか、大宝運動会とは何かを突き詰めたもの。

大宝の経営理念、経営基本方針に沿い、納得したものを織り込んでゆくことが必要。

その一番の特徴は「教育立社」だ。運動会では1000人規模で会社全体を動かし、自分たちで考え描いたものを創り出す機会が与えられている。

その時に重要なものが規律と創造だ。何のためにやるのかという目的をはっきりさせ、必要な知識を学び、シナリオを描き、人の力を借りて実践し、結果を反省することで何かを創り出し、変えてゆく実行力を身につけることが出来る。

1回やって満足せず日常の業務や様々な場面で応用することが、全く新しいものを生み出す力になる。そして大宝運動会を続けたいと思えるものにしてゆくことが、大宝の力をもっと大きくするベースになる。


 

伊藤塾長講話

 今回の運動会は目の具合が良くなかったので休みました。

第2回からずっと楽しみにしてたので、当日はプログラムを見ながら淋しい思いをしていました。色々な人からみなさんが一所懸命やってくれたと聞いています。

もの事は一所懸命やった分だけ面白くなります。

今回のスローガンは「自分に挑戦、新たな自分に感動を」でした。

日常の中で面白くないのは自分に挑戦することが無いからです。日常の仕事を楽しくしようと思ったら、目的・目標をはっきりさせ、それに向かって挑戦することが必要です。

その中で新しい自分を発見することが出来、その繰り返しの中で変化し賢くなります。

何もせずじっとしていては変化することはありません。
 自分で考えることは大事ですが、間違いを指摘されても受け入れず、小さなことにこだわるのは人間が小さい証拠です。

人間性を大きくしようと思ったら、自分の意見を出すと同時に人の話も聞いて話し合い、自分が間違っていると思ったら、素直に謝り正すことが大切です。

私たちはみんな阿呆で強欲で小心です。どうしても分からなかったら、最後はお釈迦様のところへ行って聞くしかありません。
 大宝運動会は個人と会社の時間とお金を使ってやるのですから、その中で何か変化をつかむことが必要です。

今回の運動会で新しい自分を発見出来た人は幸せです。役割をもらったら一所懸命やり、これからも運動会が続けられるようみんなで頑張って下さい。


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