和 合 塾 で 学 ぼ う

10月和合塾定例会
10月8日 名古屋市中小企業会館

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10月の定例会は「第28回大宝運動会を終えて」をテーマーに開かれました。

 

伊藤塾長のお話

 今年も実行委員会の皆さんを中心としてすばらしい運動会を作り上げてくれました。

 今日は運動会で感動したことについて話をします。

1、今年の四日市支店は全員が照れずにパフォーマンス(陸上シンクロ)に取り組んでいました。以前のように真面目にやることが恰好悪いという顔をしている人は一人もいませんでした。支店が出来てから10年経ち、やっと大宝の四日市支店として胸を張れた一日でした。

 今、間違いなく組織が良い方向に変化しています。その第一歩は個人の意識変化です。吉田支店長、安全委員、リーダーを中心に皆が安全に楽しく働くことが出来る職場を作っていってください。楽しみにしています。

2、黒川支店は事故が続き全社行事でも成績が振るわず、ずっと低迷していましたが、今回は終始明るく、帰りに後片付けをしているテントの側を通った時、多くの人たちが充足感のある顔をしていました。中には目が潤んでいる人もいたほどです。

 人間はロボットではありません。自分たちで考え自分たちの意志でやるから、結果として出る順位に関係なく色々な感動が生まれるのです。黒川支店の多くの人がロボットから人間になりつつあることを感じました。

3、港支店・車両部の入場行進と出陣式では「今年は何としても上位入賞を果たすぞ」という全員の意志と気力を感じました。恐らく当日までの過程においても例年になく盛り上がっていたと思います。これは日頃、中園安全委員を中心として自分たちの意、物事の善悪をはっきりと打ち出している変化の表れです。

 また、車両部がパフォーマンスで披露した世界一大きいコマには一番感動しました。まず、そういうことをやってみようというアイデアと実行力に驚きました。是非、それらを日常の業務に活かしてください。

4、中川支店は何としても優勝する。最後の運動会で総括リーダーを務める藤本さんに花道を作りたいという、多くの仲間の友情を感じました。若い人が夢を持ち、やりたいことに挑戦するのは素晴らしいことです。大宝や中川支店が組織のエゴを出すなら、これから可能性がある人に総括リーダーをやらせるはずです。あえて藤本さんにチャンスと花道を作る皆の心意気を感じましたし、本人も仲間にそうしてもらえるだけの努力をしてきたのだと思います。人間は日常の中でいい加減なことをやっていて、都合のいい時だけチャンスや実(成果)を欲しがっても無理なのです。引越した先でも一所懸命ヘソを曲げて元気に頑張ってください。

5、.全体応援の部門で一位を獲得した春日井支店は、一日中気持ちが入り統制のとれた応援を行い、全社を盛り上げてくれました。あれだけの人数でまとまった応援をし続けるのは大変なことです。

  西春支店は予想通り最下位でした。

事前の情報により、現在第38期経営学習会に参加している三好さんに「戦いに負けた時こそリーダーの役目は重要だ。どんな顔をして、どういう言葉を発するか用意しておけ」と冷やかしていました。

本当に12位でしたが、三好さんはニコニコしていましたし、総括リーダーの野田さんも暗い顔をしておらず、少し大人になったと安心しました。

 運動会では約2ヶ月間、皆の時間とエネルギーを出し合います。その中で多くの人が楽しいと感じるかどうかは、自分たちの意志があるかないかにかかっています。個人の人生も同じです。楽な方へ逃げてばかりで楽しい人生を作ることはできません。自分がどうしたいのか、何がやりたいのかを考え、一つひとつ実践してゆきましょう。