和 合 塾 で 学 ぼ う

第9回TAIHO物流フェスティバルで学んだこと

総合1位

 中川支店 総括リーダー 杉山 伸一

 入社11年目で始めて総括を受けたのは、「杉山さんと一緒なら」という瀧川副総括の一言。「自主性」を掲げ何をすればいいのか分からなかった時、安全委員のアドバイスや皆の協力に助けられた。皆をまとめるのは大変だったが、結果が出て良かった。

今後も仲間に車輌の知識と技術を広め、車輌経費の削減に貢献する。


副総括リーダー T S

 整備士としての経験を活かし、日頃一緒に活動している杉山さんと良い関係を作るチャンスだと思った。自分から人に働きかけるのが苦手だが、周りの人たちから声かけやアドバイスをもらい、やり切ることで自信となった。

この経験を活かし、支店内で車輌に対する意識を高め、ものの大切さが分かるようにしていく。

総合2位

 港支店 総括リーダー S W

 2年目で総括は無理だと思ったが、同期入社の辻さんと一緒に挑戦した。

始めて間もなく福田安全委員に「やる気が感じられない」と叱られ、逃げ道を作っていた自分に気づいた。
分からないなりにがむしゃらに取り組むことで、支店が一丸となった。一つのことに皆で取り組む難しさと役割の重要性、やる気一つで変われることを学ぶことが出来た。


総括リーダー T Y

 最初は不安だったが、自分を試すチャンスだと思った。一人では出来ないことも、周りの人たちと協力すれば大きな力となることを実感した。
 学科の練習問題を作り、夜遅くまで点検の練習を行い、つらいのか楽しいのか分からなかったが、支店のつながりと和を感じた。車輌部の皆さんの協力に感謝している。今の気持ちを今後に活かし成長する。

総合3位

 金山支店 総括リーダー 久保田 直

 目標は一緒でも色々な考え方とやり方がある。私は全員が楽しく自主的に取り組み、結果を出したかった。この思いを汲んで、皆が見えない所で一所懸命努力してくれた。今は「楽しかった」の一言に尽きる。


副総括リーダー 安岡 徹

 過去の学科問題や点検項目の用紙を休憩室の机の上に置いておいたら、メンバーが空き時間に見て、自分たちで積極的に練習をしてくれた。総合3位に入賞できて嬉しい。この空気を新しい人たちに伝えていく。


競技部副部長 車輌部 I T

 昨年の運動会副部長での反省を活かし、「今度こそは」と思っていた。しかし、1回目の部長会は面識の無い人ばかりで、知らない言葉が飛び交っていた。大宝に3年いても車輌部だけで、運輸のことも倉庫のことも分からない自分が恥ずかしかった。
 部長の岡戸主任と副部長の三好さんの役に立ちたいと、指示されたことや出来ることを一所懸命やった。当日も余裕がなく勝手に緊張していて、周りの人たちに助けてもらった。
 終わってホッとしたが達成感が味わえなかったのは、どこか悔いの残る部分があったから。今度こそ完全燃焼したい。


会場管理部部長 中川支店 K S

 実行委員の経験も無く、何をするのか分からなかったが、任された以上「よし、やるぞ」と前向きに取り組むことが出来た。日常の業務でもリーダーだが、支店長や先輩に甘え、自分が逃げているから、「意が無い」と指摘を受けるのだと気づいた。
 今まで恰好をつけて生きてきたことにも気づくことが出来た。背伸びをせず今の自分に出来ることから始めていく。


実行委員長 営業推進本部 システム物流部  M Y

 過去の経験を活かし新しいものを創り出したかった。「そのためには、まず自分自身の考え方と行動を変えなければ」と思いながらも、上手くやっていくために相手に合わせてしまい、実行委員長としての自分の意志を出せずにいた。途中から「これでは何も進まない」と反省し、相手に踏み込むことにした。

自分自身と相手を正しく洞察することが出来ないと、なんの成果も出ないことを学んだ。
 自分で判断した事が全体に影響をを及ぼすことが怖くなり、プレッシャーを感じていた時、伊藤専務から「失敗してもいいぞ」「好きなように判断してやれ」と声をかけていただき肩の力が抜けた。
 この一ヵ月間、自分の弱さと向き合う事ができた。「考える物流 未来へ挑戦」を、今後も自分のテーマとし活かして変化していく。


副実行委員長 金山支店 Y T

 社歴11年のうち10年は遅刻の常習犯で、愚痴ばかり言い、皆の足を引っ張っていた。昨年、経営学習会への参加を機に学び始め、何か役に立ちたいと思い安全委員になった。
 今回は支店の係長や主任も各部の部長・副部長として選ばれた。最初は肩書きを気にして何も言えず不安だったが、実行委員の皆さんが一所懸命準備する様子を見て、副実行委員長として責任の重大さを感じ行動した。
 一番勉強になったのは、自分の勉強不足と無力さが分かったこと。とても悔しかったがこの経験を機に自分自身を見つめ直し、しっかり学び、考え、行動していく。


鈴木教育部長まとめ

 はじめに、全体の方向が決まらずスタートが遅れ、多くの方にご迷惑をかけすみませんでした。今回は従来の考え方・やり方の枠にとらわれない組織体制と内容で、新たな工夫と動きがあって面白い物流フェステバルとなりました。
 当日は朝から雨模様で、私が会場についた時も土砂降りでした。それでも嫌な顔一つせず、ニコニコ笑いながら準備をしている実行委員や支店の皆さんを見て「すごい」と感じました。あの状況で「短縮せず予定通り行う」という判断は、この間よく考え準備してきたリーダーでなければ出来ません。多くの人にとって大宝らしく自分を燃焼させることが出来た、大変だけれど幸せな時間だったと想います。
 また、開会挨拶で伊藤専務(塾長)も言ってみえましたが、過去に事故をを起した人が何人も表彰されていました。事故を起す事は絶対に良くありませんが、本人の努力と周囲の支援や指導を経て、大切な事に気づき努力した人に可能性があるというのも大宝の良さです。
実行委員や支店総括など、自分が責任を負ってゆく立場の時と、ついていく役割の時とでは何が違うのでしょうか。


 

 

 

 

 目に見えないところで努力をせず、成果が得られるということは」絶対にありません。お互いに既得権にしがみつかず、目標を共有し全体最適を求め、努力してゆきましょう。
求めているのはどんな関係?
 親子でも上司と部下の関係でも、自分や相手がどういう関係を求めているのかを考えてみましょう。

  どの場合も基本的には善かれと思って行なっているのですが、お互いに成長して行くために、現状を知り「何が正しいのか」という芯棒を持ち、ぶつかっていける自分をつくり、より強く楽しく生きることの出来る大宝を作っていきましょう。