1月和合塾 新年会

2005年最も成長した塾生投票 上位5名の発表


犬山支店 石川 猛

 今まで大事な話を聞いても"ちくわ耳"で、やりたいことを何も考えずにやってしまい、言葉一つで人を傷つけてきた。今は頂いた材料を頭の中に残して考え、多少コントロール出来る様になった。

  以前、本社でマナーについて教わり、自然に行動出来る様になりたいと思った。それが分からないと、家で妻がやってくれることが当たり前になり、相手を傷つけてしまう。最近は洗濯物を脱ぐ時、相手の手間を考え、配慮が出来る様になった。

  無意識にやってしまっていた事を、自分で意識出来る様になると、会社にいても家にいても面白くなる。それに氣づく人を増やし会社を楽しくしてゆきたい


営業推進本部 M Y

 事務職員になり本社に転勤してから3年。自分の行動が正しいのか分からず、いつも不安だった。何を怖がっているのかを考え始めたことで、育成歴を探り両親との関係を見直すことが出来た。

子供の頃から「怖い」と避けてきた父は、強がっていたけれど、自分と同じなのだと氣づいた。自分で勝手に作ってきた「父親像」「母親像」を一度壊し、あるがままの姿を見て、背景を考えることで、両親のことが好きになった。

  会社でも勝手に決めつけてきた事に対して、「なぜ」と疑問を持つ様になった。それで視野が広がり、社内外で人と接するのが楽しくなった。

 最近、無意識で行動している事が、周りに迷惑をかけているのではないかと怖くなる。調子に乗らず、謙虚な姿勢で学び努力してゆく。


中川支店 U M

 最近、「成長したね」と言われる。

今までにない新鮮な感覚がうれしい。

一番変わったのは髪の色=B以前は自分のことしか考えず、金髪は目立って格好いいし、悪いことをして叱られても「やっぱり」と言われ、良いことをすると「意外にいいとこあるね」と思われ都合が良かった。

今はそれが周囲にどういう影響を与えるのか考えるようになり、感謝も出来るようになった。

  以前は、自分の枠だけで考え、変化を求められても「無理です」と即答していた。一年間、学び今までと違う楽しさを味わうことが出来た。困難を乗り越えた時、楽しさが味わえると、少し実感出来た。

 今年はグループリーダーを務める。学んで楽しかった事、氣づいた事を伝え、仲間を増やしてゆく。


中川支店 T K

 昨年は37年の人生の中で一番楽しかった。学び自分を知るとは、自分の弱点や悪玉に氣づき、認める事。

痛くて苦しかったが、弱さゆえにやってしまっている行動やズレ、もの事が上手くいかない理由に氣づき、 自分で少しコントロール出来るようになった。

  相手の立場を考える様になると、相手に対する共感も生まれ、人間関係が円滑になった。父が亡くなった後、自分と妹を育ててTくれた母に反発だけしてきたが、その背景や本質を考え、自然と感謝出来る様になると、母からも自然に「ありがとう」と言われる様になった。

  現在、多くの方に沢山の愛情を頂いている。教えて頂いたことを少し実践しただけで、こんなに幸せ。より多くの人と共に、怠け心と戦い挑戦し、楽しさを分かち合いたい。


三好支店 三小田裕美

 今年、2度目の努力社員賞を受賞した。

5年前の私は自分の過去を知られない様、金髪で相手を近づけない壁を作り、「私は強い」と言い聞かせていた。

2年前、和合塾のグループ合宿で、今まで必死で隠してきた事を、勇氣を出して語った。メンバーの話を聞き、もっと大きな悲しみを持った人がいる事を知った。自分を隠すことで余計に傷を広げてきたことを実感した。

  自分をさらけ出すと、とても楽になった。それまでギクシャクしていた両親との関係も良くなり、素直に話しが出来る様になった。

学び始めここまでに7年かかった。地道に時間をかけてでもやることが私の武器。今年からHグループのリーダー。和合塾でも支店でも、時間をかけて本音で語り合える関係をつくってゆく。


中川支店 松井 和夫

 昨年は「人に活かされて生きる」という事が実感出来、人に対する考え方や言動が変わり、両親に感謝出来る様になった。

感謝出来ない時は、困難にぶつかると、相手を攻めばかりで、全力で考えず思いやりもなかった。今は人を責めるより、どうしたらいいかを考える。

そうすると自分が何かやりたい時に、人が協力し てくれるようになった。

 明るい氣を出し、弾むことが課題。まだ避けている育成歴を、しっかりと探り、心を開き明るい笑顔で笑える自分をつくりたい。学んで努力することで自分が輝き、一人でも多くの人を照らせる様になりたい。


伊藤専務のまとめ

 成長している人たちの話には、その裏付けがあるので、言葉に力がある。

6人とも素晴らしい内容だった。

  昨年、定例会とイベント(計13回)に皆勤、精勤した人は53名。

和合塾は自主参加で強制力がない。一人ひとり業務が違い、定時で終われない中、特に支店の第一線の人たちが、休みなく毎月の塾に参加するには、何らかの「意」がいる。

  和合塾の面白さは、初めはよく分 からない者同士が出会い、学び語り 合う=心をふれ合う=心を開くことで、「生きるエネルギー」が大きくなること。

人と心がふれ合わず、自分の中にもぐり込むと、「なぜ生きるのか」という大事な事を考えることなく、ただ働くだけになってしまう。一年間怠け心に負けてサボった人も、和合塾との縁を切らずにいるという点では立派。

和合塾は縁のかたまり。縁を切るときは、よく考えること。自ら切った縁の責任は自分でとる覚悟がいる。

  ライブドアに強制捜査が入った。市場主義が行き過ぎ、人間よりもお金が先を行く時代。「お金があれば何でも買える」という価値観に、一石を投じた。これからの時代、世の中は厳しくなり治安も悪くなる。

「会社」というものの存在は、自分たち を守ってゆく上で大事になる。大宝は30年前から、人間が人間らしく生き、会社を発展させてゆくという哲学を持ち経営している珍しい会社。 大事にして欲しい。

  そのためには、より多くの人が自分のエゴを少し減らし、持っている力を全体が良くなる様に発揮することが必要。自分たちの力で、多くの人が会社に来て楽しく働ける様にして欲しい。学んだ事を身につけるには時間がかかる。出来ることすらやらず愚痴や文句を言うのはやめ、一歩でも半歩でもいいから前進しよう。

  厳しく暗い時代が続くが、大宝は逆行し明るく行こう。星は昼間でも出ている。夜になり周りが暗くなるから輝き出す。大宝は小さな会社だが、本当に真っ暗な時代でも、光り輝く会社、個人を目指し、その力を集約し、世の中に役立つ会社にしてゆこう。