6月和合塾定例会 6月6日(水)

 6月和合塾 定例会

【テーマ】 第12回TAIHO 物流フェスティバルを 終えて」


 点検部門2位

中川支店 副総括  A H

 日頃、業務が終わったら早く家に帰りたいと思っていたので、副総括を頼まれた時は嫌だった。みんなが頑張って練習する姿を見て、「自分もやらなければ」と自覚が持てるようになった。みんなの協力と助けを肌で感じ、感謝の氣持ちを持てるようになり良かった。副総括の意識を持ち、定着率向上と車輌管理に年間を通して取り組んでゆく。


 点検部門2位

中川支店 総括  渡辺 健二

 今まで人から頼まれたことは責任を持ってやっても、自分が中心になってやることはなかった。初めての経験で、自分に足りないところを副総括の安藤さんが支えてくれた。最初の頃、やる氣のないメンバーをどう巻き込んでゆくかが自分の役目だと考えた。日常の何氣ない会話から、仲間が応援してくれていると感じられ嬉しかった。支店課題の最終段階で松井主任から言われた「妥協しちゃいけないよ」と、リーダーとして踏ん張るべき所で遅刻してしまった時、坂本安全委員総括からもらった指摘が、痛かったけれど嬉しかった。


 点検部門1位

港支店 総括  西 健一

 頼まれると断れない性格で、内心拒絶反応を起こしながらも総括を受けてしまった。5月1日に自支店から起こした事故で多くの方に迷惑をかけてしまった分、頑張ろうと多くの仲間が積極的に協力してくれた。

新人への車輌点検の指導を岩井さんにお願いした。業務から帰った人に積極的に声をかけ、みんなも一所懸命何度も練習してくれた。

  支店課題の展示作品は、仕上がりがギリギリになってしまったが、みんなの協力で完成した時の嬉しさは今も続いている。

以前、和合塾で伊藤塾長から教わった「精神的快感、快楽」の意味が理解できた。自分一人では何もできない。みんながあっての自分。消極的な自分だが、これから仲間に協力していく。

 点検4t部門1位

中川支店  杉山 伸一

 業務の為しばらく物流フェスティバルに出ていなかったが、身体が覚えていたので、点検もすぐにできた。

支店課題では瀧川さんのサポートとして「車輌管理の徹底」に取り組んだ。

支店のみんなに車輌管理について、良い点と悪い点を書いてもらった。整備管理者として本音をズバリ言ってもらったことで反省できた。

その意見をムダにしないよう、皆を巻き込み一つひとつのことを1年間確実にやっていく。

 イベントリーダー

西春支店  谷川 幸司

 今回、体験イベント「高齢者疑似体験」のリーダーのチャンスをいただいた。

実行委員に立候補した理由は、何かの役に立ちたかったから。

リーダーを決める時、メンバーの方に「良い経験になるから」と勧められた。

自分がリーダーの立場で考えると、見方も感じ方も変わることを体験できた。

以前は「自分がやらなくても、誰かがやってくれる」と思っていたが、自分が変わらなければならないことを学べたことが良かった。

 副実行委員長

総務部係長  T T

 安全活動を推進してゆく上で、総務部と教育部はつながりが深い。この間、一緒に取り組んできた門田実行委員長の「事故をなくしたい」という思いが強く伝わってきた。これまで物流フェスティバルでの役どころがつかめず、どことなく腰が引けていた本社が、数少ない実行委員の皆さんと、自分たちで考え工夫しながらイキイキと参画できた。

 今回は高齢者疑似体験や死角体験など、実際にやってみて感じる体験型イベントを加えた。その分、分かりやすいという声が多かった。

体験してからでは遅いのが事故。未然に防ぐため、支店課題など今後の取り組みに活かしてゆく。

周りの人と良い関係が作れるよう、自分自身の内面と向き合って行く。

 実行委員長

教育部課長  K M

 大宝には「大宝が好き、仲間の役に立ちたい」と努力している人が多く、大半の人が努力し無事故を継続している。それでも事故がなくならないことが悔しい。多くの人の前向きな思いとエネルギーを活かしたいと、実行委員長に名乗りを上げた。

新たな試みも自分の「こうしたい」という意志と謙虚さ、日常の関係があれば、社内外の方が智恵と力を出して下さり色々なアイデアが生まれてきた。

これは日常でも同じ。自分で頑張ること、人に協力してもらうことの仕分けを行ない、優先順位を決め工夫することで、周りの人との人間関係と業務の質を高めてゆく。

 「相性の良さは努力の結果」と教わっている。お互いに言葉や行動など現象だけ見て判断するのではなく、なぜそうなるのか?自分自身はどうかと考えると、新たな氣づきが生まれ許容し合える。

一人ではできないことを可能にするのが組織のすばらしさ。逆に自分が無事故で頑張っていても、社内で事故がなくならなければ全体の質は下がってしまう。一人ひとりが持っている良さと力と頑張りを活かし、組織の力に繋げ成果を出してゆくために、ケチらず怖がらず一歩を踏み出そう。


伊藤塾長のまとめ

  今年の物流フェスティバルは、日常の業務・安全活動に直結させ、活かして行けるよう工夫されていました。また、各支店の取り組みにも工夫がありました。一方、運転部門の総評では研修センターの永田先生から厳しいご指摘を頂きました。今回、点数に入らないという安易さがあったかもしれませんが、事故はその人が日常考えていること、やっていることの延長線上に起きます。真摯に受け止め反省しましょう。

何をやっても楽しくない。何を やっても楽しい。どちらも自分 が決めている

  「ギブアンドテーク」という言葉は、「相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること。持ちつ持たれつ」を意味します。これに関連して、人間は大きく四つのタイプ(型)に分けることができます。

  下の表のように仕分けした時、自分自身が日頃、どこにいるかを考えてみて下さい。

学び意識しなければ大半がA組です。

相手に何かしてもらうことが当たり前で、与えられない時、与えられても期待していたも のと違う時は文句を言う、という人生を送っていると、行き着くところは「精神的乞食」「精神的奴隷」の世界です。

  A組とB組の間には高い壁があり、なかなかB組の領域には入ることはできません。学ぶことで自分自身のエゴに氣づき、意識しコントロールする修行が必要です。全社のイベントでリーダーを務めた人が、「楽しかった」「みんなに感謝している」と言えるのは、瞬間的にこの高い壁を乗り越えることができるからです。しかし、それだけでは終わった途端に元に戻ってしまいます。今の氣持ちを継続するためには、自ら勉強し日常の中でもB組の立場に立てる人間になる努力をするしかありません。B組の人が増えてくると、支店が前向きに変化してきます。働きやすく楽しい職場にする努力をする中で、事故やミスが減ってくるのです。

  これから時代はますます厳しさを増してゆきます。長年B型のふりをしながらA型をやってきた人も通用しません。今のまま何の努力もせず、10年後の自分を描いた時、「このままではいけない」と思ったら、一人ひとりが学び次元を上げるしかありません。多くの人が楽しく会社に来て安全に働ける職場、自分たちの会社が厳しい戦いに勝てる条件を、我々の力でつくってゆきましょう。


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