9月和合塾定例会 9月5日(水)

 9月和合塾 定例会

【テーマ】 何事も自分で楽しくしよう


 Bグループ     

四日市支店  後藤 孝教

 和合塾では2度目の発表。先回は入社3年目に運動会イベント部長を務めた時。「何でもやってみよう」と前向きだった。ここ数ヶ月、楽しくない日々が続き、不平・不満、愚痴ばかり言っていた。そんな時、このテーマで発表の機会をいただいた。他支店でも自分に関心を持ってくれている人がいることが嬉しかった。

  楽しくない原因は、目に見えるものだけで判断し、自分の都合の良いように行動している自分の強欲さ。やる前から「これは無理」と逃げてしまう悪い癖を直し、自ら発信することで人間関係を築いてゆく。


 Cグループ

黒川支店  石川 常広

 中学高校時代はバレーボール部に所属していた。勝ちたいという目標と勝った時の喜びがあったので、苦しい練習にも耐えることができた。やはり目標がないと楽しくならない。

 最近、家庭での出来事を通し、自ら考え行動しないと、自分も相手との関係も変わらないことを実感した。子供の頃から他人の目を意識し、行動する前に人の顔色を窺ってしまう私は、長年、不都合なことは「見ざる、言わざる、聞かざる」できてしまった。

そんな私も家族との関わり方を通し、変化するきっかけをつかんだ。すると支店で前向きに努力しリーダーシップを発揮している人に対し、嫉妬するのではなく、素直に「すごい」と思えるようになった。今後、不都合な場面で黙ってその場から逃げたり、笑ってごまかすのではなく、自分から発信することを意識していく。


 Iグループ

三好支店  W A

 大自然に囲まれた徳島県で育ち、20歳で愛知県に来て28年、いくつかの職場を体験した。

大宝に入社して6年。乗務職員の経験を活かし、1年前から運行管理者の見習いをしている。1日で出来る事は、朝、描いたことの約2割。上手く行かないことを周りの責任にし、一人でバタバタしている。

  よく「感性が鈍い」と指導を受けている。その原因を考えたが、最後まで確かめず中途半端に判断することと、無意識のうちに被害者意識に陥っているからだと思う。自分を守るため指摘されても他人事のふりをし、相手から目線をそらし、話を聞き入れようとしていなかった。

  しかし、今のままの自分では会社にいられなくなる。その時、家族はどうするのだと考えた時、初めて恐怖を感じた。今の時代、働く場所があり、仕事が出来るのはありがたいこと。言い訳をしたり、愚痴を言うだけでなく、素直に自分の姿を認めることから始めていく。

  運行管理者として業務を行なってゆく上で大切なことは、第一に安全の確保と品質の向上。頭では分かっていても人に伝えることは難しい。思い悩み「500円ハゲ」が出来てしまった。伊藤専務に話し褒めてもらったら治ってしまった。

不思議と心も軽くなった。少しでももの事が分かり、相手の状況も考えながら落ち着いて指示が出せる自分になるために、自分から相手に近づき心を開いてゆく。


 Mグループ

犬山支店  M T

 入社して3年、30歳になった。今日は「楽しさ」がテーマ。

人は何かを楽しんでいる人に近づいてゆく。私も同じだが、では人をどれだけ楽しませているのか考えると、自分が褒められた時や人と話し自分にない考え方を知った時など、一人で楽しんでいる場合が多い。

  2年前、納品先で「大宝さんが好き、挨拶が元氣で一緒に仕事をしていて楽しいから」と言われた。嬉しくて支店に帰ってみんなに伝えた。よく考えてみると、これは今まで多くの先輩方が努力し作り上げてきた信頼の結果。ただ喜ぶだけでなく、それを守り引き継いでゆくことが、私たちの役目だと分かった。

 支店の大先輩である中尾さんは、社内外で人に関心があり、常に楽しくしたいという意志があるので、どこへ行っても知り合いが多い。私はそれほど努力していないので、前向きな時と後ろ向きな時のムラが多く、楽しくないことも多い。

原因は自分が作っていることを認め、一度言われたことは忘れずに考え、分からないことは、分かる人に素直に聞くことで、楽しむ度合いを深めてゆきたい。まずは今度の運動会の総括リーダーとして、優勝を目指し自ら楽しんでゆく。   

※この日は伊藤塾長のお誕生日の2日前。日頃の感謝の氣持ちとお祝いの氣持ちを込めて、全員で「ふるさと」を歌い、メッセージを贈りました。

 

伊藤塾長のお話

1 誕生日は自分の原点 

 お祝いありがとうございました。誕生日は自分自身の原点です。これまでお世話になった人、迷惑をかけてしまった人、嬉しかったこと、悲しかったことなど、自分の歴史を振り返り感謝する日です。年齢を重ね「もうめでたくはない」と言っている人は、とても強欲な証拠です。誕生日は大切な日だと分かり、身近な人の誕生日にも、心からお祝いの言葉を伝えて下さい。

 今年は猛暑が続きました。その中で重大事故が無く過ぎたことは大変ありがたいことです。最近、秋空になってきましたが、まだ残暑が続いています。肉体的にも夏の疲れが出る頃です。十分氣をつけ事故やミスの防止に全力で取り組んで下さい。

2 思いつきでは楽しくならない

 ここにいる全員が、家庭も職場も自分の人生も「楽しくしたい」と思っているはずです。それでも楽しくならないのはなぜでしょう。人生のベースは四苦八苦です。誰もが苦しみや悲しみ、嫌なことをいっぱい引きずって生きています。だからこそ楽しくしなければならないのです。

 楽しくするためには原則(論理)があります。そして、それを覚え身につけるには、考え方と実行力が必要です。

 現在、この原則に沿って支店の運営がなされ、多くの人が前向きで明るいのが黒川支店です。今日もたくさんの人が参加しています。「楽しくする四つの要素」の「姿勢」にあるように、前向き、主体、本氣、自分事で参加すれば、和合塾で学ぶことも楽しいのです。

 

 この四つを追求しなければ、個人も家庭も職場も世の中も楽しくなりません。論理がなくても一時的に楽しいと感じることはあります。しかし、それでは長続きしません。今、楽しくないと感じているならば、四つのうちどこが不足しているのか考えてみて下さい。

 皆さんの中にも魚釣りの好きな人がみえると思います。この四つに当てはめて考えてみて下さい。その時、姿勢は前向きで、いっしょけんめい考え調べて、夜中から出かけ、結果として釣れれば、楽しいはずです。人生や家庭、組織は単純ではありませんので、もう少し努力が要りますが、楽しくなると人の悪口や愚痴が減ります。自分が楽しくないから、人の足を引っ張りたくなるのです。

 私は大宝の社員を愛しています。幸せになって欲しいから、真面目に和合塾を続けています。命を懸けて業務をしていて、ものを考えず、人間として何の変化もなければ悲しいと思うからです。仕事が終わってからここで学べるのは、生きているからです。そのことを喜びましょう。

 いつも話しているように、現在の市場主義経済の世の中では、大半の人が弱い立場の方に流されて行かざるを得ません。その中で自分も家庭も職場も、少しでも楽しくする努力をしましょう。やり始めたことを中途半端で投げ出さないために、自分の阿呆さ、強欲さ、小心さを認める努力をして下さい。


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