和 合 塾 で 学 ぼ う

9月和合塾定例会 9月3日(水)

 9月和合塾 定例会

【テーマ】 塾長からいただいたメッセージ


Gグループ

金山支店 S H

「人間として自立するため 学ぶ力を身につける」 

 若い頃から他人の意見を聞かず、 自分流 で感情をむき出してきた。

その結果、自分も家族も仲間も大事にできず、何もかもつまらなくなり、くさっていた時、上杉支店長と仲間から自分について考える時間をいただき、自分も変わりたいと思って和合塾に入塾させていただいた。

 メッセージにある「自立」とは、人の力に頼らず生活することではなく、学んで自分のエゴに氣づき、精神的に安定した自分になること。

「学ぶ力」とは、もの事に関心を持ち考え続けることで、自分を知り、もの事を知り、つながりが分かり大切にできることだと考えている。これから意識し学び身につけてゆく。

 それを邪魔する自分の考え方の癖は、すぐに分かったつもりになること。

実践できていないのに言葉だけ使ったり、ある人にはできても別の人にはできないなど、自分の都合で波がある。

業務が忙しい時や、家で何かあると精神的に不安定になり、人に責任転嫁し近くにいる人に不満をぶつけてしまう。

 これからは甘えをなくし、仲間を疑うのではなく正しい疑問を持ち、会話を通して理解し合い、解決できるようにしていく。


Hグループ

春日井支店 K Y

「自分の知っている事が 全てだと思うと  人間が小さくなってしまう」 

 私はすぐに人の話を聞いているふり、わかったふりをしてしまう。

和合塾合宿でもグループメンバーから「また、良い子ぶって!」と指摘を受けた。自分では「ちゃんと話を聞いているのに、なぜ?」と思ったが、後でノートを見直してみると、自分にとって不都合なことは書いておらず、覚えてもいなかった。ということは考えてもいない。

 他人から嫌われるのではないかを氣にしすぎている私は、嫌なこと、辛いことがあると、すぐにシャッターを閉め逃げている。それでも何とかやっていけるだろうと考えている。

 私は自分の子供を厳しく叱れない。私も子供の頃から、そうやって叱られたことがない。というよりもずっと叱られないように、良い子を演じてきた。

そんな育成歴を少しだけ探り、「こんな環境で育ってきたんだから仕方ない」と他に原因を求め逃げてきた。結婚してからも不都合なことがあると人を羨んだり、人のせいにしていたが、前向きに生きている娘の姿を見ていて情けなくなった。 

 春日井支店を良くしたいという思いはあり、みなさんからも様々な指摘をいただき、背中を押してくれる先輩もいる。

 まずは自分に対して挑戦し、背中を伸ばし一歩踏み出せる大人になる。


Mグループリーダ

本社営業推進本部 落合 政春

「向上心はくやしさをバネにして生まれるくやしさは成長の糧」

 乗務職員として入社し金山支店で丸12年、事務職員として本社へ来て2年半が過ぎた。ここ数年、ものが分からず苦しんでいる。

勉強会で話を聞くたびに何だか光が見えたような氣がするのだが、それ以上考えないため、またすぐにトンネルの中に入っていった。

勉強や営業活動など、今まで苦手で逃げてきたこと、自信がないことにビビリながら、少しでも自分を良く見せようと恰好をつけていた。

叱られると被害者になり、「どうせ自分は嫌われている」と相手に対して猜疑心を持ったこともある。上手く行かない理由を自分以外の人に向けた方が楽で、その瞬間は痛みから解放される。

大して努力もしていないのに「オレの良さを認めてくれ」と強欲な事を願う自分のことを、今は笑える。

 中学生の頃から勉強は嫌い、楽しいことは好きだった。縁あって大宝でお世話になり、事故をきっかけに伊藤専務と出会い学び始めた。

様々な出会いとチャンスをいただき、「人間として大きくなりたい」と思ってきたが、ものが分からず自分の阿呆・強欲・小心さに氣づかないまま、周りの方に心配や迷惑をかけている。

 人生を振り返ると、心底「悔しい」と思ったことがない。そこまで本氣で取り組んだことがないのだと氣づいた。本氣で学び自分を知り、あるがままの自分を認め、少し中身の入った前向きさで進んでいく。


伊藤塾長のお話

 私が毎年、皆さんにメッセージを贈っているのは、塾生一人ひとりに自分を大切にしてほしいからです。

社内で勉強会、全社講習会、安全活動を行ない、個人個人との接点を大切にしているのも、大宝で働くすべての人に、自分を大切にしてほしいからです。

自分を大切にすることは、自分の人生を楽しくし、自分を幸せにする基礎です。「人生がおもしろくない」と言う人は、自分を大切にしていないのです。

T、「自分を大切にする」とは?

1、形式や恰好をつけるためではなく、真剣に学ぶ 

 ことばで言うのは簡単ですが、それを身につけるには、真剣に学んで何年も何十年もかかります。2千数百年前の中国の思想家、荀子は「学ばない者は人間ではない」と言っています。

 では、何を学ぶのでしょうか? 

@ 自分の阿呆を知る

 誰もが阿呆です。それが分からない人が本当の阿呆です。自分の阿呆さが分かった分だけ利口になります。

学ばずに「私はアホですから」と簡単に言う人がいますが、何年も何十年も真剣に学び続けなければ、自分の阿呆さは分かりません。

A 自分の強欲さを知る

 強欲さの中身が分からないから、いつでも強欲さを出しています。少し分かれば小欲になります。

B 自分の小心さを知る

 それが分かれば、少し勇氣が出てきます。

C 自分の弱さを知る

 その分、自分が強くなります。

D 自分に疑問を持てるようになる

 自分に疑問を持ち考えた分だけ、論理的に考えられるようになり、もの事がつながってきます。 

2、不正をしない

 人の命、金、ものを奪わない。嘘、ごまかしをしない。 

3、約束を守る 

4、責任転嫁をしない

 すぐに言い訳をする人は、何も考 えていません。 

5、精神の育成度を知る努力をする 

6、自分の「考え方」「言っていること」 「やっていること」の中に、ズレがないか探す

U、「生きる力」を身につけよう

 多くの人が働いて金を稼ぎ、なんとか生活していますが、本当に生きていますか?「生きる力」とは 

@ 自分を成長させる力=学ぶ力、意志があるかどうか

A 他人を守る力

B 他人に感謝できる力

C 自分の目的、目標を達成する力

 「自分さえよければいい」と、いつも自分の都合ばかり考えている人は、他の人を守ることも、自分自身を守ることもできません。また、人から「もらうこと」が当たり前になっていると、人に感謝することはありません。

この「生きる力」を身につけるのは難しいことです。それがわかった分だけ、力の出し惜しみをしません。わからずにケチなことをしていると、生きる力はいつまでたっても弱いままです。 個人のこと、家庭のこと、会社のこと、社会全体のこと、何でも構いませんが目的、目標を持ち、達成しようと努力する人は、生きる力が身についてきて、まっとうな生き方をすることができます。

支店や大宝全体を良くするためには、多くの人が「生きる力」を身につけることが必要です。

 大事なことは簡単には身につきません。そうありたいと願い、真剣に取り組み、考え、何年も実践しづつけましょう。そうすると日常的に楽しくなり、生きる力が強くなり、結果として自分を守ることができるようになります。

 仲間、友人とは、「生きる力」をお互いに教え合える関係です。そういう友人、仲間を増やし、個人も支店も大宝全体も楽しく強くしてゆきましょう。


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