うまく行くには理由がある
今年も全体として良い文化祭でした。
どんなことも本氣で一所懸命やった分だけ、楽しさや感動が大きくなります。
これはやった人の特権です。
今回、副実行委員長を務めた坂本勇一さんの「充実感があって嬉しかった分、終わったら寂しかった」という話を聞くと、「人生が分かる、いい男だなぁ」と思います。これは江戸前期の俳人、松尾芭蕉が「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」と詠んだ時の心境と同じです。
上位入賞を果たした総括リーダーの発表は、みんないい話でした。また、その時は分からずにやっていたかもしれませんが、結果がうまく行った時のプロセス(過程)は、ちゃんと「道理=原理原則」にかなっています。
例えばグランプリに輝いた大高支店の関尾さんは、最初に「やる以上はグランプリをとる」「一週間前に作りものを完成させる」と打ち出しました。これはリーダとして必要なものの一つ「要望性」です。
文化祭、安全活動、グループ活動などで組織をまとめ、もの事を進めて行くには以下のことが必要です。その時々の目標によってやり方は変わりますが、それを意図して作り出せる人が本当のリーダーです。
@ 要望性 「私はこういうことをしたい」「こういう条件を作りたい」という自分の「意」を持ち伝える
A 通意性 自分たちがやっていること、考えたことを話し合ったり、相手が分かるように説明する
B 共感性 まわりの人に関心を持ちその人がしてくれていることに感謝し、困っている時は助ける
C 信頼性 以上3つの結果として、メンバーから支持が得られる
今回、体験し感じたこと、学んだことを文化祭だけで終わらせず、日々の支店の安全活動や人間関係、組織運営に活かして下さい。
坂本勇一さんが「こんなに良い会社はない。つまらない事故を起こして会社をつぶすんじゃなく、自分たちで守っていこう」と発表していました。
何でも中途半端で言葉だけ並べてごまかすのではなく、自ら学び考え一所懸命取り組み、おもしろくしてゆきましょう。
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