3月和合塾定例会 3月4日(水)

 3月和合塾 定例会

【テーマ】 「第25回大宝文化祭を終えて」


第3位

 中川支店 総括リーダー T M

 イベントの総括は自分には無理だと避けてきたが、氣が小さくはっきりものが言えない弱さを克服したくて引き受けた。

また、支店でいつも周りの人から助けてもらうばかりだったので、誰かを助けたいと思った。準備期間中意識したことは、周りに関心を持ち全体を見ることと、思ったことをはっきり伝えること。

 途中で意見のぶつかり合いもあり、真剣に叱ってくれる人、アドバイスをくれる人、何も言わずにやってくれる人、文句を言いながらやってくれる人、配車での配慮をしてくれる人と、みんなに助けてもらうばかりだった。

元氣づけるはずだった副総括の西川さんは、何でも進んでやってくれた。

「お願いします」と「ありがとうございます」という言葉の連続だった。仲間が一所懸命やっている姿、喜ぶ姿、3位という結果を悔しがる姿に感動した。

 今までにない達成感があり氣持ち良かった!


第2位

金山支店 総括リーダー  橋本 靖夫

 社内報編集委員として、毎月支店の仲間に原稿を依頼している。

年末に「文化祭総括の意氣込み」というテーマで頼むはずが、自分に総括の話がまわってきた。初めてで戸惑ったが、チャンスだと思い受けた。

副総括の藤岡さんとは、普段からよく話をしている。今回、さらに接点が増え一歩近づくことができた。

 シナリオを書いてくれた藤目さんや支店のみなさんに助けられ、苦労もあったが、やってみることで仲間に関心が持てた。

多くの人に支えてもらい、声をかけてもらったおかげで総括として自信が持てた。仲間意識と「金山家族」を実感できた。

 当日は劇にも参加。観に来てくれた子供たちも、「お父さんの会社すごいな」と驚いていた。

みんなの力が一つになった結果はグランプリ!数々の賞もいただいた。

1週間後の打ち上げ会も仲間が工夫してくれ、笑いあり、歌あり、思いがけない家族からの手紙に涙ありと感動的だった。仲間や陰で支えてくれた家族みんなのおかげ。想いやりを一番もらったのは私。幸せを実感した。


グランプリ

大高支店 総括リーダー 関尾 尚行

 業務で支店へ帰るのが遅くなることが多い上、みんなを引っ張って行く総括は自分には無理だと思い断るはずだったが、昨年が四位に終わり「悔しい」という思いがあったので引き受けた。

今回、シナリオを書いてくれた阿部さんと「目標を明確にしよう」と相談し、支店学習会で「やる以上はグランプリを獲ろう」「一週間前には作り物を完成させよう」とみんなに宣言した。

 今回、正副実行委員長、司会者が、どちらも大高支店&中川支店の組み合わせ。しかも劇の『西遊記』まで一緒だったため、私たちの負けん氣に火がついた。全員一丸となり取り組んだおかげで、予定通り一週間前には大道具、小道具、衣装がほぼ完成し、余裕を持って最後の練習に取り組めた。

さらに色々なアイデアが出て、音響担当の鈴木達士さんのすばらしい演技指導も加わり、どんどん良くなっていった。

 仲間に迷惑のかけっぱなしだったが、自分を見つめ直し考える機会になった。みんなの力でグランプリを獲ることができ自信となった。みなさんに感謝し、今後につなげてゆく。


 

 表彰部副部長 黒川支店 S H

 業務で大阪に行っている時に副部長の話をいただき、逃げ出したい氣持ちでいっぱいだったが、一緒に仕事をしていた大高支店の方からもアドバイスをもらった。人前で話すのが苦手だと言い訳して、逃げてばかりいる自分を変えるきっかけにしたいと思い、やることに決めた。

 部長の本社の星野さんとは初対面。どう話していいか分からなかったが、氣さくに接してもらえたので、色んなことを話せるようになった。

考え込む私に「一度に沢山のことを考えず、目の前の問題を一つずつ解決して行けば、なんとかなる。大丈夫」と声をかけてもらい安心した。

部員のみなさんからのアドバイスやフォローがあり、副実行委員長の坂本さんからも「うまくやろうとせず、楽しんでやろう」と言われ、「やってみよう!」と思えた。

 苦手なことに挑戦するには勇氣が必要で、実際にやっていくのは大変だが、やり遂げた時の達成感がある。経験してみることに意味があることを学んだ。

今回のテーマのように、学んで生きる力を身につけ、支店やまわりの人の力になれる自分になりたい。チャンスをくれた人、一緒にやった仲間に「ありがとう」。

 

 副実行委員長  中川支店 坂本 勇一

 副実行委員長の話をもらい、照れくさかったが嬉しくて「これはオレの文化祭だ!」と内心喜んでいた。

伊藤専務から「肩の力を抜いて、楽しんでやれ」と言われ、すぐに「ムリです」と答えたが、副実行員長として一番の仕事は「みんなのやる氣を引き出すこと」だと氣づき、楽しみながら取り組んだ。

 色んな人がいて、一つの目標に向かって力を出し、実際にやってゆくことに感動した。今も思い出すだけで氣持ちがこみ上げてくる。

充実感がありうれしいからこそ、終わってしまうのがさびしい。私には人と本氣でぶつかりたいが、親しくなればなるほど、さびしさを味わいたくないので、わざと自分から避けて行ってしまう弱さがある。もっと強くなり、もっといい関係を作りたい。

 今年は25回、来年も文化祭ができるように力になっていく。

うまく表現できないが、心が感じるのがいい。こんなにいい会社はない。それをなくさないために、心を一つにして事故やミスをなくそう。

 今日までありがとうございました。

 

実行委員長 大高支店 折式田 豊

 この2ヶ月間は、あっという間だった。

当日、舞台のすぐ側で大高支店の劇を見た。一所懸命やっている仲間の顔を見て、うれしくて涙があふれた。自分にとって初めての感覚だった。

一緒に文化祭を創り上げていく部長会メンバーは、初めて顔を合わる人ばかりだったが、お互いに知り合い、色んなことに氣づいた。また、これから会うことも楽しみになった。これは実行委員をやった人だけが味わえる特権だと思う。  運営側の責任者を務め、社外にも大宝文化祭を支えて下さる方々がいることを実感した。舞台演出をして下さる若尾総合舞台さんをはじめ、みなさんがこれまでの出来事を嬉しそうに話し、不思議なくらい熱心に応援して下さった。

 運営では形にとらわれず自分たちが楽しくやることと、「これはいい」と思ったことは、すぐにやることを意識した。これは日常でも大事なこと。

今後も毎日が充実していた準備期間中と同じような過ごし方ができるようにしたい。この縁やチャンスを活かし、今後も学んで生きる力を身につけていく。


伊藤塾長のまとめ

うまく行くには理由がある

 今年も全体として良い文化祭でした。

どんなことも本氣で一所懸命やった分だけ、楽しさや感動が大きくなります。

これはやった人の特権です。

 今回、副実行委員長を務めた坂本勇一さんの「充実感があって嬉しかった分、終わったら寂しかった」という話を聞くと、「人生が分かる、いい男だなぁ」と思います。これは江戸前期の俳人、松尾芭蕉が「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」と詠んだ時の心境と同じです。

 上位入賞を果たした総括リーダーの発表は、みんないい話でした。また、その時は分からずにやっていたかもしれませんが、結果がうまく行った時のプロセス(過程)は、ちゃんと「道理=原理原則」にかなっています。

例えばグランプリに輝いた大高支店の関尾さんは、最初に「やる以上はグランプリをとる」「一週間前に作りものを完成させる」と打ち出しました。これはリーダとして必要なものの一つ「要望性」です。

 文化祭、安全活動、グループ活動などで組織をまとめ、もの事を進めて行くには以下のことが必要です。その時々の目標によってやり方は変わりますが、それを意図して作り出せる人が本当のリーダーです。

@ 要望性 「私はこういうことをしたい」「こういう条件を作りたい」という自分の「意」を持ち伝える 

A 通意性 自分たちがやっていること、考えたことを話し合ったり、相手が分かるように説明する

B 共感性 まわりの人に関心を持ちその人がしてくれていることに感謝し、困っている時は助ける 

C 信頼性 以上3つの結果として、メンバーから支持が得られる

 今回、体験し感じたこと、学んだことを文化祭だけで終わらせず、日々の支店の安全活動や人間関係、組織運営に活かして下さい。

坂本勇一さんが「こんなに良い会社はない。つまらない事故を起こして会社をつぶすんじゃなく、自分たちで守っていこう」と発表していました。

何でも中途半端で言葉だけ並べてごまかすのではなく、自ら学び考え一所懸命取り組み、おもしろくしてゆきましょう。


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